治る人、治らない人の考え

一般的に治るかどうかは、医者とか整体の先生の腕にあると考えたりもする。

しかし同じ症状、同じ体であっても、治り方というのは、実は人によって全く違う。

若い人と年配の方とでは、当然若い人の方が回復が早い、という違いがあることは、分かると思いますが、何故同じ症状、同じ体であっても、治り方が違うのかと言えば、その人の考えや捉え方が違うからです。

 

今の現状を受け止めたのか、受け止めていないのか、マイナスに捉えているのか、プラスに捉えているのか、前向きな性格なのか、後ろ向きな性格なのか、明るいのか、暗いのか、よく笑うのか、深刻になり過ぎるのかなど、

その症状をどう捉え、どう向き合うのか、どう考えるのか、その人の性格によっても、少なくても行動に違いが出るのだから、違いが出る訳です。


 

よくどこに行っても治らないという人がいます。

確かに本当の知識、技術がある先生は中々少ないもので、そういう先生の所に行っていたのでは、どこに行っても治らないことはある。

だからどこに行ってもよくならなかったけど、揺らぎ整体に来て、よくなったと言ってくれたりもする。

 

それともう一つ理由があって、まだ治る段階に来ていないために、どこに行っても治らないということがある。

そうすると、仮にどんなに優れた先生の所だけを、ドクターショッピングの様に回っても、治らない訳です。

ただ難しいのは、本人はそれがどっちかなのかは分からないんですね。

 

しかし整体する方からすれば、判断するのは簡単です。

こちらに全てを委ねているか、こちらの話を聞くかどうか、だけです。

簡単でしょ?笑

 

たとえば全て先生の言われた通りに従ったのに、何も変わりませんというのであれば、やる方の問題かもしれませんが、そうではなく自分のやり方に従っていて、よくなりませんでは、まだ治る段階に来ていないということになる。

もっとも誤解の無いように言えば、治る段階に来ている来ていないに関わらず、どちらにしても直ぐ治るとか、治らないという話でもないです。

ただもし、先生の話を聞かず、自分の考えに従って、ドクターショッピングを行っているのであれば、いつまでも治らないかもしれない。

 

揺らぎ整体でみている人で、話を聞くと結構大変ではあるけど、よく話を聞いてくれるので、少しずつ前に進んでくれている人がいますが、たまに他の人だったら、難しかったかもしれない、と考えたりもする。

その人が感性があったり、素直であったりするので、こちらの話を聞いてくれるのですが、結構大変だからこそ、話を聞いてくれるというのもあるでしょう。

千代の富士の「体力の限界!」みたいな感じで、「我慢の限界!」みたいに、もう自分じゃどうにもならない事を悟ると、人は素直になる。

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これが、もうちょっと軽い感じのものであれば、自分のやり方で通じるだろう、そんなのやる必要はないだろう、そこまでやる必要はないだろうなど、自分の我が出て来る。

何か症状が出たと言うのであれば、その根本的な原因は、それが出るような行動パタン、思考パタンがあったからなので、それを治すためには、それを変えなきゃいけない。

 

しかし治りたいと思いつつも、我がある段階では、自分の行動パタンや思考パタンは変えたくないから、専門的に勉強し経験のある先生の話よりも、体と付き合いの長い自分の方が詳しい、正しいだろう、またあの先生は間違っていると考え、

自分の考えに合う条件で探したり、条件を出したり、自分の考えに従う。

 

駅が近くて、家賃安くて、新築で広くて、収納があって、静かで、駐車場があって、近くにコンビニもスーパーもツタヤもある、みたいな感じの条件を出せば出すほど、物件がいつまでも決まりませんが、それと同じようなことになる。

無意識であったりもしますが、自分の条件を出せば出すほど、治る道のりは遠くなり、逆に条件が無い人程、よくなるのです。

 

これは願望実現など、全て同じですね。

スポーツとかにしても、感心するほどに、都合のいい事ばかり言っていては、小さいものならいざ知らず、大きい目標を実現させることは難しいでしょう。

 

だから徹底的に悪くなることも、本人にすればそれは当然嫌なんだけど、案がいい事があって、自分の力じゃ、どう頑張っても太刀打ちできないことを悟り、そうなると不思議とそれを治してくれる先生を見つけ、出会うことも出来、その先生に全てを委ね、素直に従う。

それによって当然治って行くし、またそれだけなく、他の人が得られなかった何かを、そこで得られるかもしれない。

 

我と言うのが、何にしても中々やっかいなものですが、我を無くすために、無心になることを心がけることは、いいことかもしれませんね。

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