災害とリスク分散

9月6日に起きた、北海道胆振東部地震から1年。地震により、北海道全域がまさかのブラックアウトになった。

停電で済んだぐらいなら、大した被害ではないですが、食品や酪農などで、廃棄しなければならず、金銭的に大きな被害を受けた人もいたし、札幌清田区では液状化現象が起きて、住宅が被害に遭い、更地になったり、厚真町で土砂崩れが起きて、亡くなった方々もいた。

今はその教訓から、北海道全域がブラックアウトするリスクは、かなり減ったようですが、それでも可能性は0ではないし、停電だけで済めばいいけど、自分も被害が起こる可能性が無い訳でもない。


 

元々旭川は、地震などの災害は少ないため、災害などの心配することも少ないですが、水害は元々多い地域でした。

堤防工事などを行ったお蔭で、殆どなくなりましたが、それでも去年の7月、大雨に見舞われ、石狩川や雨竜川が氾濫し、東川町の「天人峡温泉」につながる道道が崩れ、宿泊客ら約130人が孤立状態になったし、忠和も冠水するなどし、深川市、沼田町などで被害が出た。

そのことから考えても、対岸の火事ではない。

阪神淡路大震災はにしろ、九州・熊本大地震にしろ、大地震は起こらないと考えられていたのです。

 

私自身、大きな災害に遭った経験はありませんが、神奈川に住んでいた時、地震が多くて、地震が怖いなと感じたことがあり、

また南富良野町に出張で仕事をしていたことがあったのですが、2016年8月31日、南富良野町で連日の大雨から堤防が決壊し、家屋や田畑が浸水する大きな被害をがありました。

まだ3年前のことなので、記憶に残っている人もいると思います。

恐らく教えていた人の中にも、被害にあった人はいただろうと考えると、余り他人事として、済ませられないのです。

もちろん、東日本大震災のこともある。

 

それにしても、ブログで「その内大きな災害が来る」と言ったものの、最近はよく記録的な大雨が降って災害が起きるし、トラックと電車がぶつかる事故が起きたりして、自分でも本当に大丈夫なんだろうかと、心配になってしまう。

ただ煽り運転男のような事件や、災害などのニュースは、不安が強くなったりもするので、そういうことがあったのか、と言う程度にとどめ、余り見ない方がいいです。

 

特にそうしたものが起きた場合、どの番組でも、また朝でも昼でも夜でも、同じようなことを何度も繰り返し放送しているので、意識的に見ないように気を付けないと、知らず知らずの内に、刷り込まれてしまう。

不安を抱えやすい人などは、そうした情報を繰り返し見聞きすると、余計不安になってしまうだろうし、そうした精神状態では、変な行動を取ったり、騙されたりといったことにも、なりやすくなる恐れもあるでしょう。

 

またそうした時に、エセ宗教家みたいな人が現われるもので、何かあるごとに、「地震が来る!」「このままでは滅びる!」みたいな感じで、更に不安を煽り、エセ宗教みたいな人を簡単に信じてしまう。

普通の精神状態では、冷静に考えることが出来ますが、既に不安な状態で、更に不安を煽られた場合は、それを簡単に信じてしまい、簡単に騙されるのです。

 

北海道胆振東部地震が起きた時も、自衛隊情報なるものが届きましたね。

あれ信じましたか?

私の所にも、色々送られてきました。食い止めましたけど。笑

知り合いなどが、私の所に送って来るのは、人の心理や、色んな手口が知れて面白かったりするので、別に構わないのですが、不安になると、そういうのを簡単に信じやすくなってしまう。

それで、ツイッターで拡散したりした。

 

騙されている人を見て、「騙される奴が悪いんだ」「頭が悪いんだ」などの様にも思ったりしますが、普通の心理状態では、余り騙されるものではなく、心の隙のようなものを使って、騙すものです。

悟りでも開いているような人でなければ、たとえ今は大丈夫であっても、何かの拍子に心の隙が生まれることがあるから、そうした心理状態を想定して、それを考えることが出来ているかが大事なのですが、それを分かっていないと、同じ状態に陥った時に、騙される可能性が無いとは言えない。

 

ちまたの護身術にしても、全く分かっていないなと思いますが、おかしな人って、まともな精神状態じゃないんですよね。

そういうことを想定していないで、護身術を教えていたり、教わったりしますが、実際にそうした場面に出くわしていないから、その時は、「習っておいてよかったな」「ためになったな」と思うかもしれませんが、本番は全然違うから、何の役にも立たなかったりする。

状況を想定する想像力が必要で、そうしたものが余りないのでしょう。

 

災害にしても、「今まで大丈夫だから、これからも大丈夫」というのは、今まで癌にならなかったから、今後も癌にならないと考えると同じようなことで、大丈夫だという根拠にならないですよね?

しかし、今まで大丈夫だったから、それを根拠にこれからも大丈夫だと考えるのが、人なんです。

 

スポーツでも、それなりに上手くなって、本人なりに上手く行っていると思う。だからこの先も、上手く行くだろう、プロになれるかもしれない、といったように考えますが、一見もっともらしい根拠なのですけど、何の根拠にもなっていなかったりもする。

想像力を働かせ、想定しきれていないのです。

 

株などの投資をする場合、投資を知らない人は、「そんなのギャンブルだ」とか「怖い」と思ってやりませんが、ギャンブル的に行えば、当然リスクが高いから怖いと思うことは、当然です。

そのためプロの投資、成功する投資家は、ギャンブル的には決してやらない。よく勉強し、自分なりの根拠やルールを決めてやっている。

 

またそれだけでなく、株であるなら、一つの銘柄だけでなく、複数の銘柄に投資をして、リスク分散したりするし、

もっと言えば、全ての株価が下がる事だってあり得ることなので、そのリスクを考え、株だけでなく、不動産だったり、「金」だったり、いくつかに分けて、トータルでプラスになればいいと考えた、投資の仕方をする。

 

それがポートフォリオと呼ばれるもので、それによって、ある程度のリスクを抑えられるのです。

逆にそうしたことをしないのであれば、ギャンブル。

 

しかし日本人は、マイナス的なことを考えるのが好きでないのか、リスク管理は自分ではしているようでも、余りしません。

思いつくアイディアと言えば、貯金するか、保険に入るかで、引き出しが2,3個ぐらいでしょうか。

 

スポーツなんかでもよく思いますが、親が子供に教えたりしていますが、それが間違っていたらというリスクを考えない。

「自分は正しいに決まっている!」と考えるものだから、「それ間違っていますよ」なんて言うものなら、「そんなのやってみなきゃ分からないじゃないか!」、「この人は何ていうことを言うんだ!」となってしまう。

それを災害に当てはめると、「自分は大丈夫だろう」と、逃げ遅れの原因になる。

 

リスクを回避するには、大丈夫と自分に言い聞かせるとか、リスクを無かった事にする考えでは、リスクを回避できない。

その可能性を考えて、あらかじめ準備する。

想定できれば出来る人程、リスクを回避したり、抑えたり出来るでしょう。

 

スポーツで言えば、試合でミスした時の練習を、全くしていないチームが非常に多いのですが、ミスしないように練習するのは当然のことながら、プロだってミスするのに、それを練習しないのは、

「試合ではミスが起こらない」「大丈夫だ。自分を信じろ」のように、自分に都合のいい事を考えて、実戦を想定しきれず、リスク管理が出来なかったからです。

あらゆる可能性を考えて、その準備をし、事前にリスクを分散させておくことが、プロのアスリートや指導者がやっていることですが、そうでない人は、「運が無かった」と、運のせいにして終わる。

 

絶対などというものは、中々ないものですから、頭を柔らかくし、あらゆる可能性を考え、リスク分散し、準備を続けて下さい。

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