間違いは変えられない

スポーツで、間違ったことを教えるリスクというのを、余り考えたりしないのですが、一つは元々投資など行わないこともあり、リスク管理の考えを持っていないことがあるのと、もう一つは、間違ったことをしても、変えられるという考えにある。

もちろん人間は間違う生き物で、日々毎日数えきれないほどの間違いを犯しているし、スポーツでも間違うことは当然のことで、一流のアスリートや一流の指導者であっても、間違うことは当然ある。

 

3割バッターのようなものだと言えば、分かりやすいかもしれない。

3割バッターは、裏を返せば、7割失敗しているのですが、それでも3割打てれば成功になる。同じように人間は、数多くの間違いをしているのだけど、3割合っていれば、もしかしたら成功と言えるのかもしれない。

自信があるようなタイプは、「自分は正しく、間違うことなんかない」と考えますが、それは間違いに気づこうとしていないだけで、大体の人は、9割ぐらい間違っているものなんです。


 

「さすがに9割までは、間違っていないでしょう」

と思うかもしれませんが、

 

朝起きてから、トイレ行ったり、ご飯食べたり、色々準備して仕事に行ったり、仕事したり、人と話したり考えたり、と一日がある訳ですが、ご飯にしても、自分の身体に合った食べ物、食べ方をしているかと言えば、そうではないし、

起きてから寝るまでの一日の過ごし方、考え方を成功者と呼べるような人、釈迦のような悟りを開いた人と比べれば、全然違っていたりする。

 

つまり、間違っている。

そう考えれば、9割間違っていると言っても、決して言い過ぎなことでもないと、分かると思います。

 

そのため、9割間違う所を7割に変えることが出来れば、成功みたいなものですが、プロの人たちは、一般の人よりも2割ほど修正が出来る分、結果を残すことが出来る。

逆に一般の人は修正をしなかったり、間違いを変えることが出来ない。

 

もちろんちょっとした間違いであれば、比較的変えることも出来なくもないですが、根本的に間違っていたなら、それを変えることはまず出来ないのです。

たとえば韓国で、反日感情を植え付ける教育が行われていますが、あれは実は韓国が出来た時からそうだった。

 

折角なので、もう少し詳しく説明すると、朝鮮半島が李氏(りし)朝鮮になった時、明、また清に服属することになった。その後、日清戦争が起こったことで、清からの支配を逃れ、大韓帝国になりますが、その後も戦争が続き、日韓併合になる。

そして、日本が戦争に負けたことで、今の韓国になる。つまり、韓国という国は、一度も自分たちの力で、独立を勝ち取ったことが無い国なのです。

 

北朝鮮と韓国に分かれたのは、ソ連とアメリカが、対立関係にあったことは知っていると思いますが、北朝鮮をソ連が、韓国をアメリカが支援したためで、アメリカの力によって、韓国が出来た。

韓国の初代大統領、李承晩(りしょうばん)は、プロテスタントでアメリカに留学していましたが、そのことによって、アメリカ側からアメリカの言うことを聞くだろうと、大統領になった人で、アメリカとの密接な繋がりがあったのです。

 

しかし国を作るのに、「アメリカのお蔭で韓国が出来ました」なんて言ったら、恰好が悪い。

国の成り立ちには、神話やストーリーが必要になる。

日本の成り立ちは?

古事記にあるような、神様が作ったストーリーですよね。

今はもう学校で習わなくなっているので、「あっ、それね」と、忘れ去られてしまっていますが、神話を忘れ去られた国は亡ぶとも言われていますので、覚えておいて下さい。

 

韓国の場合は、何もないから、新しく考えて作り出したのですが、それが反日ストーリーだったのです。

これが根本にあるから、中々反日感情を植え付ける政策が、何年経っても変わって行かない。

 

根本を変えることは難しいですよね?

それと同じでスポーツでも、根本的な所から間違っていたのであれば、まず変わらないのです。

もちろんちょっとだけであれば、その時に間違いを正せば、何の問題もない。

しかし根本的な間違いからスタートして、それを熱心に信じて努力し続けたり、時間が経ってしまったのであれば、それを変えるというのは、とても難しいことでしょう。

 

間違ったことを教えるリスクを考えないのは、リスク管理の考えを持っていないことと、間違っても後から変えられるだろうという考えですが、後から変えることが出来るのは、その延長上にある枝葉の間違えで、根本的な所は、余程ショッキングな出来事でもなければ、殆どの人には変えられない。

そのことをよく分かっていないし、余り真剣に考えていないのです。

 

また後からでも変えられるという考えは、甘い考えで、普通に過ごす分にはそれでいいのでしょうが、プロなどの世界では、甘い考えなど全く通用しない。

逆に根本的な所が間違っていないのであれば、焦ることなく、ゆっくりやっていても大丈夫かもしれない。

 

間違いを変えられなくなる前に、根本的な間違いをしないことですが、根本、つまり本質的なことが一番難しいことになるので、辿りつこうにもたどり着けなかったりする。

そのため私がお勧めしている方法としては、頑張らない事です。

殆どの頑張る事は、やりたくもないのに一生懸命やることですよね?

そういうのは大抵間違っているし、「それ間違っていますよ」と言われたって、「私はここまで頑張っている!」と言って、人の話を聞けなくなる。

だったら、最初から頑張らなければいいと思っています。

 

武道の世界では、「3年かけて良師を探せ」と言う言葉がありますが、いい先生に出会う前に間違った努力なんかしたら、取り返しがつかなくなる。

それと同じで、本当にいい方法、本質的な方法が見つかるまでは、焦らずゆっくりやることが、結果的に後から伸びることになる。

 

スポーツで言えば、皆才能を伸ばすことを考えますが、それより大事なのは、才能を潰さないことで、それには余計なことをしないことなのです。

そうすると皆が一斉にスタートしているものだから、焦る人も出て来ますが、たとえ他の人がスタートダッシュを切ろうが、こちらは構わずに、相手が勝手に息切れするのを待っていればいい。

 

中にはまれに最初から本質が分かっている天才がいて、ずっと先頭を走り続けるような人もいますが、自分は天才型ではないことを受け止めて、マイペースに凡人ルート、雑草ルートで、違う道のりを進む。

それを凡人なのに、天才型のようなルートを進もうとすると、100%おかしなことになる。

分をわきまえることも大事です。

 

キャプテン翼でも、あの顔面ブロックの下手くそな石崎君が、日本代表になってますからね。

石崎君は目の前で翼などの天才を、身近でよく見て来たから、翼の真似とか、天才ルートを進みませんでしたが、身近で見てない人は、天才型のようなルートを進もうとする。

ルートと言っても、何のことかさっぱり分からないかもしれませんが、分かりやすく言えば、結果を求めないことです。

 

皆直ぐ結果欲しいですよね?

その結果を求めた練習法、ルートを凡人タイプは、決して進んではならない。でも自分は特別な存在であって、凡人だとは認めたくないですからね。

だったら、大器晩成ルートを進みなさい。

これならいいでしょ?

 

ついでですが、令和になってから、日韓関係が最悪の関係と言われていますが、よくも悪くも関係性が変わって来ている。

今までの日本は、とにかく謝ってお金払うみたいな感じでしたが、それも変わって来ていて、「反日種族主義」という反日姿勢を批判する本が韓国でベストセラー1位になるなど、今までは考えられなかったようなことが起こっている。

ちょっと前までの韓国では、そんなことは決して許されなかった。

 

そうしたことや、最近ではインターネット、更にはSNSが普及しているし、日本で働く韓国人も多くなって、「あれっ?なんか今まで習って来たことと全然違うぞ」と、少しずつなってきた。

反日感情も令和時代に変わるかもしれませんね。

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