階段落ちから学ぶ奥の深い話

昨日、志村と加トちゃんの階段落ちの動画を載せましたが、あれは好きで今まで何回も見てます。初めて見た時は笑い転げた。笑

もちろん面白くないという人もいるでしょうけど、面白いとかは別にして、あの演技が凄いと思うのです。

二人がああいうのが得意、得意分野というのもあるのでしょうが、あれが出来るかと言われたら、出来ないでしょうね。

志村の役にしろ、加トちゃんの役にしろ出来ますかね?

 

しゃべり方、笑い方など、アドリブも入っているのか、とても自然で、演技にはとても見えないし、ツッコミなどの間の取り方も完璧です。

その辺の俳優より、余程凄い。

主演男優賞ぐらいなもんじゃないかと思っている。笑


 

恐らく台本に完璧に沿ってやっているのではないのでしょうね。漫才でも練習のし過ぎはよくない、と言われたりするのですが、それをこの階段落ちコントは現している。

ボクシングでもコンビネーションを覚えこませたりしますが、それがワンパタン化し、通用する時はいいけれど、それが攻略されたら、通用しなくなる。

 

漫才で言えば、あらかじめ決めたものを押し付けるのではなく、客層によって笑いを変えなければ、本当の笑いは起きない。

だから漫才の練習し過ぎはよくない。

島田伸介は一切漫才の練習はしなかった。

 

階段落ちのコントを初めて見た時みたいに、笑い転げるみたいにはなりませんが、あれを見ると、上手いなぁ~と思って、見てしまうのです。

furi

 

ちなみに、普通は、たかがドリフの階段落ちコントで一々深く考えませんね。面白いか、面白くないか、また好きか、嫌いかといった視点で物事を見る。

だけどプロみたいな人は、それだけではなく、違う角度から物事を見るし、普通の人よりももっと奥の深い所が見える。

面白くないにしても、何が面白くないのか、どこが悪いのか、どうしたらもっと面白くなるのか、という視点を持てる。

 

もちろん普通の人であれば、面白いか面白くないのか、好きなのか嫌いなのかでいいと思うのですが、プロみたいなことを目指している人が、ただ面白くない、ただ好き、ただ嫌いだけでは、何も見えてこないし、

たとえばスポーツの世界でプロを目指しているのなら、階段落ちのコントが見えるレベルが
今のスポーツのレベルで、面白くない、好き、嫌いで見ているなら、スポーツでもそのレベルだろうと考えられる。

 

またこれはスポーツでなくても、子育てのレベルでも、仕事のレベルでも置き換えられる。

と言ったって、本当は別に階段落ちである必要はないのですけどね。笑

私も興味のないのは、見ないですよ。笑

一つのたとえ話です。

 

ただ低俗的に思えるようなお笑いであっても、中々奥が深いものもあるし、知識経験があることによって、なるほど漫才、ボクシングに通じる物があるなとか、本質的な所はこれも一緒なんだなとか、

こうということは、こういうことなんじゃないかと、表面的な所だけではなく、その裏の所が見えたりする。

 

そういう見方、考え方が出来る人は、自分の取り組んでいる分野においても、それが出来るから、他の人が表面的な取り組みをしている中、より深いレベル、本質的なレベルの取り組みが出来たりする訳です。

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