夏の高校野球岩手大会の決勝で、花巻東と対戦した大船渡が、Max163kmを出す話題のエース佐々木朗希投手を、3年間の公式戦の中で一番故障する可能性が高かったため、故障を防ぐために起用せず、 2-12で大敗したことで賛否両論が巻き起こっています。
それについて張本さんが、サンデーモーニングのコーナーで、
「最近のスポーツ界で私はこれが一番残念だと思いましたよ」と、大船渡の采配に憤慨し、
「ケガが怖かったら、スポーツはやめた方がいい。将来を考えたら、投げさせた方がいいんですよ。苦しい時の投球を、体で覚えて大成した投手はいくらでもいる。楽させちゃダメ。スポーツ選手は」
などと語っていた。
「凄いこと言うな」「またネットが荒れるな」
みたいに思っていましたら、ダルビッシュ投手が、
「シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う。」
とツイートしましたね。
それと大船渡には、敗戦当日から翌26日までの2日間で、200件を超える意見が寄せられ、その「99%は苦情」だという。
その中には、
「電話じゃ埒(らち)があかない。今から学校に行くから」
と、押しかける予告もあり、学校側は大船渡警察署に周辺パトロールの強化を要請する事態とまでになったとか。
世の中大変ですね。吉本もこんな感じだったんでしょうね。
ついでに、世の中には何か不都合なことがあった場合、工作員みたいのを使って苦情を付けるみたいなこともあるから、それをやられた時にはたまったものじゃない。
またもう一つついでで、香港なんかで激しいデモが行われていますが、デモ隊のトップは、必ずどこかしらと、繋がりがあるものです。
特にあれだけの規模なら、間違いなくそうだと考えますが、逆に言えば、そのトップを操れれば、デモ隊も操れるので、繋がろうと考える人はいるでしょう。
それで実は操られているということを知らず、デモに参加していることがある。
ただ日本では余りデモみたいなことは、それほど行わないので、デモみたいのをみると、「あんなことして」みたいに思いますが、熱くなる人と、何も関心の無い人、行動しない人とでは、どっちも同じようなものかなぁと思います。
話は戻して、まず思うのが以前パワハラ問題が起きた時、
「スポーツは勝利至上主義ではダメだ!」
みたいなことを散々言っていましたが、あの話はどうなっちゃったんでしょうか?
結局、頭では勝利至上主義はダメだみたいには考えているけど、殆どの人が考えているスポーツのあり方、また取り組み方というのは、勝利至上主義なんです。
だから少し時間が経ったり、少しでも形が変わると、勝つことで頭が一杯になる。
張本さんは、投げさせた方が強くなるという考えだから、勝利至上主義とは少し違うかもしれませんが、監督が三年間見てきた中で、今が一番怪我する可能性が高いと考え、それを回避したのであれば、それでいいんじゃないですかね。
怪我してからでは、遅いですから。
私の基本的な考えとして、子供が取り組むスポーツは、怪我をしてまでやる必要はないと考えています。
だからこれ以上練習したら怪我する、試合に出したら怪我するといった場合、それで止めさせ、そこまでが実力だと考える。
しかし大体の人はそうではなく、怪我する限界までやって、そこが限界だったという考え方に近い。
もっともどこから怪我するリスクが高くなるかなど分からない為、何も考えていないか、自分が子供に怪我させたくないと思っているから、子供は怪我しないもの、怪我をしてもしょうがないと思っているか、あてずっぽかのどれかでしょうか。
捻挫だとか、打撲だとか、擦り傷といった怪我は、ある程度仕方ないかなと思いますが、プロを目指していない子供が、怪我して健康を害するようなことをやる必要は全くないし、またプロを目指しているという人であれば、怪我することは練習やトレーニングなどが間違っていたということだから、考え直す必要がある。
皆さんは、本当に勝利至上主義にはなっていないでしょうか?
誰だって負けるより、勝つことの方が嬉しいし楽しいし、また目標も勝つことや、上を目指すことにあるから、気が付くと勝利至上主義になってしまうことがむしろ普通。
そうならないためには、時折振りかえらなければならない。