治しに行っているのに、実は治したいとは思っていない、というのは、潜在意識、深層心理などを勉強した人でもなければ、「それはないだろう」と、余り理解出来ないのではないかと思います。
しかし表面的に思っている事や考えていることと、本当の自分が思っている事や考えていることは、違うことがよくあるのです。
たとえば、子供が好きな子に意地悪する事ってありますよね?
好きなんだから、好きみたいなことを言えばいいのに、それとは真逆の行動を取ってしまう。
大人でも恋愛下手な人は特に、好きで付き合いたいと思っているのに、その人が喜ぶことよりむしろ、嫌がる事、嫌われることばかりする人だっている。
そこまで行かないにしろ、嫌われることの方が怖いから、話したいけど話せない、近づきたいけと近づけないなど、色んなことがあると思います。
そうしたように、意識と無意識とはギャップがあったりするのですが、そのギャップが大きい人程、言っている事とやっている事が全然違っていたり、思うような結果にならなかったりで、色々苦労する。
逆に成功する人、上手く行く人、人生楽しく生きている人は、意識と無意識のギャップが余りありません。
物事もスムーズに行く。
自分のエネルギーを素直に、目標に向かって使っているのだから、当たり前ですね。
お金のことで言えば、殆どの人が、「お金がもっと欲しい」と、思うものですが、それにしても、本当の自分がどう思っているかということには、余り気づいていないものです。
殆どの人が思っているのは、お金が「欲しい」こと、つまり欲しい状態を作り出すことであって、実際に手に入れることではない。
何故なら、もし本当にお金を手に入れよう、増やそうとしているのであれば、既にその行動に移しているはずなのです。
今働いている仕事では、給料に限界があったりします。
それ以上に欲しいのであれば、副業のようなことをしたり、勉強や努力、転職なども考えなければなりませんよね?
だけどそれは大変です。
大変なことをやるよりは、今の道を選ぶ。
ということは、今の状態を自分が望んで作り出しているということです。
もう少し基本的なことを言えば、お金が欲しいと言っている割には、経済のことが余りよく分かっていなかったりする。
現時点で分からないのは別にいいのですが、お金が欲しいと言うのであれば、大抵経済のことも絡んでくるので、経済の勉強をしていく必要もあると思いますが、そうしたことはしない。
そんな感じで、もしプレゼンでもしたら、「本当に稼ぐ気あるの?」と言われるのがおちでしょう。
これはお金のことだけでなく、痛みを取るでも、子育てでも何だってそうです。
まず自分の気持ちに気づかなければならない。
「あぁ、実はこうだったんだな」と気づいて、もしそれが嫌であれば、これから選択し直し、別な道に進めばいいし、今のままでいいのであれば、そのまま進めばいい。