痛みのある人が、まず気を付けなければいけないこと

何らかの症状があれば、生活することも大変だし、酷く悩んだりもする。

また潜在意識と言ったって、それを理解するのに時間がかかったりもするから、自分一人でそれが分かるというのは、少し難しいでしょう。

もう少し取り組みやすく、大事なことは、パニックにならないことです。

 

これは簡単なことのようで、難しいというか、奥が深いことですが、まずパニックを起こしている間は、自分がパニックになっているとは思わない。

だから今パニックになっているな、と思えたのならまだいい方で、問題なのは、パニックになっていることに気づかない事です。

また人は簡単にパニックになる。

 

家族がうつ病になったとか、がんになったとなれば、パニックになる。

それどころか、殆どの人は、手首を握られただけでも、自分では気づかないだけで、パニックを起こしている。

余程の人でもなければ、それぐらいのことで、直ぐにパニックになるものなのです。

 

会話をするだけでも、簡単にパニックになりますが、相手の言ったことに対し、「自分だって凄いんだぞ」、「もっと凄いんだぞ」と、一々主張、対抗して来る人がいますが、それもパニックの一種。

また年取った人や、何らかのコンプレックスを持っている人に多いですが、相手の話を最後まで落ち着いて聞けなかったりするのも、頭がパニックになって、慌てて話しの途中に割り込んでしまう。

以前に、東京の地価の高い所で、3万円で整体している先生の所に行った時、その先生は、一方的にまくしたて、全く口を挟ませないものだから、目が見えないことも関係し、余程のコンプレックスを抱えているのかなと思ったことがあります。

 

また私の所に、予約もなしに、突然飛び入りでみてくれと来た人もいましたが、みてくれと言ったって、他の人がいるのだからどうしようもない。

だけど仕方がないから、待っているならみてあげてもいいかなと思うのだけど、本人は直ぐ見て欲しいみたいなことを言う。

10分すらも待てない。

 

10分か、15分か、30分か分からないけれど、他の所に行くにしても、新たに探したり、移動したり、またそこで待たされたりなどして、どうせそれ以上の時間がかかるのだから、それぐらいの時間だったら、待っていればいいと思うのだけど、そうした小学生でも分かるようなことが、分からなくなるし、

「私は体を痛めているから、優先的にみて貰える権利を持っている」

と思っている。

 

災害なんかで、大勢の人が怪我をした時、大した怪我でなくても、「緊急事態だ!私を一番にみてくれ」みたいのがありますが、あれみたいです。

これもパニックですね。

 

実際にその人の体を触った訳ではありませんが、私が遠目から見たパッと見た感じでは、それ程、大した問題ではない。だからそれぐらいの問題であれば、私であれば、5分とか10分とかでも、取れたりするでしょう。

でも、本人にすれば、今まで痛めたりした経験がなければ、ビックリするし、大きな問題であるかのように思い、不安を抱えるというのも、気持ち的には分かる。

だけどまずは、落ち着くことなのです。

 

病気になったり、どこか痛めたりした時に限らず、どんな時でも言えることですが、落ち着かない事には、何も上手く行かない。

今までパニックになったり、焦っていいことが一つでもあったでしょうか?

あるとすれば、そこから何らかの出会いみたいなことはあるかもしれないけど、まずないし、何も上手く行かない。

 

テロとか災害が起きた時、逃げるのはいいけど、逃げるべき方向も分からず、ただその場から離れたって、何の意味もないんです。

逃げているつもりが、態々自分から死にに行くようなものだったりする。

 

これはセミナーで話したことですが、もし車に乗っていて、海などに落ちた場合、まず何をすべきだと思いますか?

 

電話?

 

メール?

 

息を止める?笑

 

もちろん今言って来たように、落ち着かせるのが大事なのですが、まずシートベルトを外さなければならない。だけどパニックを起こして、それすら分からなくなる。

普段の心理状態であれば、何だそんな事となるのですが、いつもとちょっとでも違うような状況になった時には、パニックになって、ごく当たり前のことが分からなく、気づかなくなり、パニックを起こす。

 

子育てでも、スポーツでも、殆どはパニックを起こしている。

だからパニックを起こしている人に、ごく当たり前のことを言っても、絶賛パニック中だから、まるで入って行かない。

 

車で駐車場とかから出る時ですかね。たまに車の進行方向に逃げる人っていませんか?横に避ければいいのに、進行方向に移動したら、永遠に逃げなきゃいけない。

「インディージョーンズかよ!笑」

と、突っ込みたくなりますが、一刻も早く逃げることは大事ではあるのだけど、まずは心を落ち着かせ、どこに逃げるべきかを考える、もしくは感じ取らなければならない。

それからでも十分間に合うし、それ以外にはない。

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病気になったでも、どこかを痛めたでも、まずは落ち着くことなのです。

そうすれば、なんとなく大丈夫だなって思える。

逆にそうでなければ、どんどん不安ストレスが強くなったり、余計に酷くしてしまう。

落ち込んでいる時など、変な人が寄ってきたりしますよね?

それと同じことが起きる。

 

道は、落ち着いた時に初めて開かれる。

話を聞くのも、一々慌てて答えようとしたりせず、最後まで心を落ち着かせて聞く。

そうでなかったら、加トちゃんだぞ。笑

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