アスリートは痛みを取っても意味はない

体が痛くなれば、一刻も早くそれを取り除きたくなるでしょう。
しかし痛みが取れれば、本当にそれでいいのでしょうか?

例えばスポーツをやっているのなら、重要なのは痛みを取る事よりも、上手くなることだと思います。

痛みがあれば練習も出来ないし、上手くなれないじゃないか!

と思うかもしれませんが、簡単に言うと「下手だから痛くなる」のです。

 

確かにプロアスリートのように、技術の高いアスリートであっても怪我はします。しかし、そういう人たちは、学生時代は体を余り痛めません。

体を痛めているのは、プロになるようなアスリートよりも、パフォーマンスが低いアスリート達です。

更にもっと言えば、イチローは大きい怪我をしない

そうしたことを考えた時、
果たして痛みを取ることに意味があるのかどうか。

 

そうではなく、

何故痛めてしまったのか

傷めないようにはどうしたらいいのか

そうした取り組みをすることの方が、重要なのではないでしょうか?

痛みを取っても意味はない。

スポーツは子供を我儘にする!? 3

スポーツもやりさえすれば、子供にとって必ずプラスに働くのではありません。

健康を害することもあれば、会社と同じように人間関係の問題があったりなど、いい面だけでなく、悪い面もあることが、分かって貰えたと思います。

では本題の

「子供の我儘でもっと強く、もっと上手くなりたいと思っているかもしれない」

ですが、

それは強く上手くなろうと思うこと自体が悪いというよりも、その過程、またどういった気持ちでそう思っているかが重要で、それによっては我儘になってしまう、我儘を助長してしまう、我儘に育ててしまう恐れがあるという事です。

 

例えばドラえもんに出てくるのび太が、ジャイアンに勝ちたい、テストでいい点を取りたいと思ったとします。

その時に、ドラえもんの道具を使ってそれを達成したとしても、それはのび太自身にとって本当にいい事ではなく、ただの我儘になってしまう。

 

同じように毎日好きなだけ食べて、飲んで、運動もしない。それをサプリメントを飲んで痩せようとするのは、我儘です。

腰や膝が痛くなった、病気になったといった時に、原因である生活習慣を変えることなく、薬や整体だけで治そうと考えるのも我儘。

また長年の症状を直ぐに治そうと考えるのも我儘ですが、そういったことはスポーツにも当てはまる。

 

試合に勝ちたい、強くなりたいと思うことはいい。

しかし、本筋から外れた考えを持っているのなら、それはスポーツであっても我儘であるため、いいことではないのです。

それをスポーツはいいものだからと思い込んで、また子供がやりたいことだからと、子供の言うことは全て聞く、応援するようなことをしてしまうと、我儘を助長し、我儘な子供に育ててしまうことに繋がってしまいます。