後は肩甲骨の使い方。
肩甲骨が使えなければ、肩も凝るし、スポーツでは高いパフォーマンスを発揮できない。
新しいワークも合わせて、いくつか行いましたが、これも力を抜くことが重要です。
一流のアスリートは、筋肉が柔らかいと言われていますが、それは体が解れるような使い方をしているから、柔らかくなる。
反対にパンパンに筋肉が張るアスリートは、疲れるような使い方をするから直ぐに張る。
元々柔らかい人だから、柔らかいのではないんです。
肩甲骨を使えると楽だし、解れるし、威力が全然違うという事で、座布団を4枚ぐらい持って貰って、肘打ちしているのを見せたのですが、
割と本気で、一生懸命やっている肘打ちは、見た目にも頑張っているように見え、実際に当たれば相当な痛みはありますが、疲れるものの、クッションがあると別に大したことはない。
しかし力を抜いて、肩甲骨を上手く使うと、ズシンと後ろにのけ反るぐらいの威力が出る。また私としては、肩甲骨がそれで解れる。
それともう一つ教えたのは、体重を乗せた体の使い方。
イチローのようなレーザービームのような送球をするにも、サッカーのシュートをするにも、体重を上手く使わない限り、いくら筋トレをやっても出来る様にはならない。
「体重を上手く使えば、砲丸投げのようになる。だからあれは理に適っている。」と、説明すると皆納得していました。
指の使い方でも、肩甲骨のことでもそうですが、こういう体験、勉強をすると、いかに一般的に行われている、一生懸命に行っていることが、全然違うものであるというのがわかります。