災害があることは、困ることではあるのだけど、災害があることによって、色々な対策を取るようになり、次に災害が起きた時には、被害を抑えることが出来る。
旭川にしても、明治、大正、昭和と、昔は水害が多い地域でしたが、治水工事などを進めて行ったことで、去年水害があったものの、それでも昔のような水害は起こらなくなった。
北海道胆振東部地震にしても、それが起こったことによって、道内の電力需要の約半分を担っていた、苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所一つに、電力供給を過度に頼っていた、「集中電源」の問題があらわになり、その対策が進められるようになりました。
つまり何らかの失敗は、デメリットだけではなく、問題に気づき、対策を取るというメリットもあり、それがあることによって、進化していくことが出来る。
逆に言えば、進化のためには失敗が必要であるとも言えるし、そうした経験がなければ、問題に気づかなかったり、中々対策を取ろうとしない。