自分の実力というのは、中々分からないものです。
たとえば学校の学力テストのようなものであれば、はっきりとした順位が出る。またスポーツや格闘技など、何かの試合があれば、はっきりとした順位が出る。そうすると、誰だって何となくの自分の実力は分かるでしょう。
しかしそうしたものでなければ、中々分からない。
たとえば「親」であれば、親の試験や試合もないから、順位のようなものは出ない。整体や医者のような職業も、試合はない。
そうすると、明確な判断基準がないため、少し自分の実力の判断が難しくなる。
合気道も試合がないため、実力がどの程度のものか、よく分からなかったりする。そうすると人によっては、級とか段とかで判断したりもする。
しかし級とか段というのは、道場や流派にもよりますが、ある程度年数やっていれば、誰でも上がって行くものなので、何段だから実力があるとは必ずしも言い切れない。
それで勘違いしたりもする。