人間は三人の友を持てば、幸福な人生になると言う。
一人は、人生の師となる友。
一人は、原理原則を教えてくれる友。
一人は、直言してくれる友。
この三人の友が、あなたんお人生を幸福にするための知恵を授けてくれる。
この場合友と言っても、友達とは限らず、先生かもしれないし、奥さんかもしれない。いずれにせよ、人生の師となる人、原理原則を教えてくれる人、直言してくれる人の三人がいれば、幸福な人生になるという教え。
特に今の時代であれば、直言してくれる人などはいないでしょう。誰も態々嫌われるようなリスクを犯したくないし、角を立てて事を荒立てたくはない。
だから上っ面だけ、きれいごと、甘いことを言って、表面上のお付き合いをする。
甘い言葉をかけられれば、その時はいい思いが出来るし、逆に直言などされれば、猛烈なストレスになる。しかし甘い言葉をかけられて、何か成長できたのかと言えば、何一つ成長出来ない。
甘い言葉は砂糖のようなもので、その時はおいしい思いは出来ても、結局死ぬまで同じ過ちをし続けなければならなくなる。
もし身近に直言してくれるような人がいるとすれば、それは幸せなことだ。
私は、アスリートの才能を潰すことは、どんなことだろうかと考えたりしてきましたが、日頃から怒鳴り散らしたりすれば、委縮させ才能を潰しますが、それだけでなくその真逆にある才能の潰し方が、褒め殺し。
褒め殺しっていう言葉がありますよね?
文字通り褒めて殺す、褒めてダメにさせるのです。
よく褒めることが大事だと言われたりしますが、何でもかんでも褒めりゃあいいっていうのではなく、褒め方が大事になる。叱る時だって叱り方が大事なのと同じ。
だからこの選手を潰したいと思えば、褒めてやれば潰すことも出来る。
スポーツで言えば、子供がプロになりたいと言っているのなら、「そうか頑張れ!努力すればきっと夢が叶うぞ!」のように、本当は無理だと思っているのに、いい加減なことを言う人は沢山いる。
言われた方は、応援してくれるような言葉をかけてくれれば嬉しいから、その努力をやり続けることになるでしょう。
しかし努力の仕方が間違っているのなら、どんなに練習をしようが100%プロには成れない。そんなに甘い世界じゃない。こうしたことが褒め殺し。
人生の師となる友、原理原則を教えてくれる友、直言してくれる友。
もしかしたらその三つ全てを教えてくれる人がいれば、一人という事もあるのかもしれませんが、もし幸福な人生を送りたいと考えているのなら、その三人を探してみてはいかがでしょうか。