旭川市の高校出身のプロ野球選手は、17年間でわずか4人。
他に旭川出身のプロ野球選手は、
明石健志(あかしけんじ)、内野手、外野手、山梨学院大学附属高等学校→2003年福岡ダイエーホークス4位もいますが、これを合わせても17年間で、わずか5名です。
それ以外の多くの野球選手たちは、プロ野球選手を目指しても、皆夢を叶えることが出来なかった。
じゃあ、どうするか。
「私はよく妄想じゃ無理だよ」と言ったりしていますが、現実とよく向き合うことです。
夢を見ることは楽しい。
反対に旭川からでは、ほぼ100%の確率で、プロ野球選手にはなれない現実を見てしまうと、折角野球をやっているのに、夢がなくなる。
そんなことは思いたくないから、現実のことは深く考えないで、殆どの人が夢の世界に走る。
しかしそれでは当然、自分の都合のいい方に行ってしまい、夢は夢で終わってしまいます。
確かに現実を見るだけでは、「絶対無理だ」、「不可能だ」と、夢も希望もありませんが、そうではなく、現実と向き合うことで、「プロ野球選手になるためには、どうすればいいのだろうか」と、頭を捻って考えるようになり、打開策や道が拓けてくる。
今まで旭川で本格的に教えるとか、広めるということは行いませんでしたが、これからスクール生たちに、
「プロを目指すのであれば、今の方法、考え方ではダメなんじゃないか。今までの旭川の現状を受け入れ、全く新しいものに取り組む必要があるんじゃないか。」
といった、新しい息吹を吹き込んで貰いたいと思います。
この考えが浸透するだけでも、十分変わることが出来るのではないでしょうか。
そうすれば、5年後10年後には、旭川から毎年プロ野球選手が誕生する、旭川はスポーツが強い所だと認知される。そんな風になっていくことも、夢ではない。