アスリートの身長を伸ばすには?

アスリートには身長が重要であることは、知っていると思いますが、身長も立派な才能の一つです

例えば身長が190cmもあれば、それだけでもバスケットボールなどの試合に、出れる可能性は高くなるでしょう。

例え技術的に多少劣っていたとしても、「これは大きな武器になる」と目をかけられ、その結果技術も次第についてくるのです。

uozumi

 

全日本の中心選手として、1979年から8年間に渡り活躍した、岡山恭崇(おかやま やすたか)さんは、身長が230cmあり、日本リーグのリバウンド王、新人王を獲得し、また得点王や敢闘賞などのタイトルも数多く獲得しました。

更に、NBAのドラフト指名を日本人で初めて受けた人なのですが、中学高校は柔道をやっていて、バスケットボールを始めたのは大学からだったのです。

 

普通であれば、小学生や少なくても中学生には、バスケットボールを始め、一生懸命努力しなければ技術が追いつかず、プロなどになるには間に合いません。

もちろん岡山さんの努力があったからこそ、そこまで活躍出来たと思いますが、身長が岡山さんの才能で、武器になっていたのです。

 


 

一流アスリートの身長

一流アスリートになるためには、一流アスリートになるための体作りを行い、一流の体を身に付けていますが、身長にしても同じです。

その競技に合った体であれば、当然有利となり、そうでなければその競技で活躍することは、難しくなってきます。

 

中には競馬の騎手の様に、身長が低い方が有利な競技や、ゴルフの様に大きくなり過ぎると、不利になってくる競技もありますが、どちらかと言うと身長が高い方が、有利なスポーツの方が多いです。

たとえば、バスケットボールやバレーボールでは当然ながら、水泳、野球、サッカー、スピードスケートなど、中にはそれ程大きくない選手もいるものの、そうした競技の一流アスリートは、身長が高い傾向にはあります。

またそうしたこともあって、以前は、「体の大きい外国人に日本人は勝てない」とも思われていたぐらいでした。

 

日本人メジャーリーガー

イチロー180.3 cm、松坂大輔183cm、藤川球児185cm、上原 浩治187cm、野茂英雄188cm、松井秀喜188cm、佐々木主浩190cm、田中 将大190.5cm、岩隈 久志約190.5 cm、マック鈴木191cm、伊良部秀輝193cm、大谷 翔平193 cm、ダルビッシュ有195.6cm

 

陸上100M

タイソンゲイ180cm、カールルイス188cm、アサファパウエル190cm、ウサインボルト196cm

 

水泳

マイケルフェルプス193cm、イアンソープ196cm、アレクサンドルポポフ197cm

 

このように一般の人でも、誰でも知っているレベルの超一流アスリートとなれば、それなりの身長をしています。

日本人メジャーリーガーで言えば、180cmあるイチローは、メジャーでは小柄な部類で、特にピッチャーでは、日本人選手でも190cm前後あるようにかなり大柄です。

身長が低いと絶対無理ということではありませんが、身長がある方が有利な競技では、一流アスリートの多くが、身長も兼ね揃えています。

 


 

もしも身長が伸びなかったら?

 

もし身長がある方が有利とされる競技で、身長が伸びなかったとしたらどうなるでしょうか?

 

たとえばバスケットボールの神様、マイケルジョーダンの身長は、198.1cmです。

2m近い身長で、あれだけ動け、神がかり的なテクニックもあり、それがもし180cmもない身長で、マイケルジョーダンより凄い選手になるとすれば、マイケルジョーダンを超える以上の天才で、能力が無ければ、超えることは不可能でしょう。

 

ただでさえ、マイケルジョーダンのようなパフォーマンスを発揮することが難しいのに、同じレベルではなく、身長が足りない分の+αの能力が必要になってくるのです。

しかしそんな選手は、10年に一人も現れないレベルであることから、身長が低い時点で、マイケルジョーダンを超える可能性は、限りなく0に近いと言えます。

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もちろんスケートの清水宏保さんや、バレーボールの高橋みゆきさんが、「身長ではない」と言っているように、身長が低いからと言って、100%不可能ではありません。

しかし高橋みゆきさんは、バレーボール選手としては小柄ですが、170cmで一般の女性よりは、大きいです。

また清水宏保さんは162cmと、一般の男性よりも低く、金メダルの表彰台に上っても、他の選手より小さいぐらいでしたが、そんな選手は稀で、それでメダルを取れたことは、他のメダリスト以上の天才だったのです。

 

そのためもし、身長がある方が有利である中、それがないと言うのであれば、イチローがパワーが足りない分を、天才的な考えと技術によって、乗り越えていたように、その分を補うだけの他の何かが必要です。

陸上の高跳びやサッカーのゴールキーパーにしても、身長が低い分を、ジャンプ力や技術を、他の選手以上に上げなければなりませんし、

バレーボールでは、リベロであれば身長が低い選手でも、技術さえあれば問題ないものの、一つしかないポジションは、競争争いが熾烈で、日本代表に選ばれることは、他のポジション以上に難しくなる、といったこともあります。

 

プロアスリートになるだけでも難しいのに、それ以上となれば、プロアスリートやオリンピックアスリートになることは、かなり難しくなってくると言えます。

 


 

身長は最優先事項

 

身長が大事であることは、誰でも知っていることです。しかし、身長を伸ばすことは、練習やトレーニングを行う以上に重要である

とまでは考えられません。

考えようによっては、身長を伸ばすことは、最優先事項である、と言えなくもないのです。

 

何故なら、バスケットボールやバレーボールで、高さを出すためにジャンプ力の強化を行ったりしますが、身長が伸びれば、それだけでその高さが出せます。

水泳にしても身長が伸びれば、泳ぐ距離が短くなるため、タイムが縮まり、野球のピッチャーでは、身長のある選手は、リリースの位置が手前に来るため、バッターにすればそれだけ球を速く感じ、打ちにくくなります。

筋力にしても、筋力を付けるためには、筋力トレーニングが行われますが、身長が伸びるだけで、筋力が付いたり、足が速くなったりするのです。

外国人のパワーが強いのも、日本人よりも身長が高い傾向にあるからです。

 

そうしたことをやりたいために、練習やトレーニングをしているのに、もし身長の伸びを無駄にロスすることとなれば、一体何のための練習やトレーニングだったのだ、と本末転倒になってしまいます。

しかし、実際には、「本来であれば、もっと身長は伸びていただろう」、「また身長が伸びていれば、もっと高いパフォーマンスを発揮出来ていただろう」と、思うような選手は大勢います。

それは、身長の重要性を頭では分かっていても、本当の意味では理解していなかったのです。

 

確かに、身長を伸ばす方法と言えば、沢山食べるとか、カルシウムを多く摂るといったことぐらいで、身長を伸ばす方法について、有益な情報もなく、練習やトレーニングのことなど、一般の人が分からない事は仕方のないことではありますが、それでも、もし身長を伸ばす方法が分かったとしても、それを実践できる人は限らます。

何故なら殆どの人が、将来性よりも必ず目先のことを優先させてしまうためです。

 

身長を伸ばすためには、何かをやったら直ぐ伸びるというものではなく、継続的な取り組みと、結果を焦ることなく、先のことを考えた取り組みが必要です。

しかしどうしても、将来のことより、目先のことを考えてしまう為に、それが出来ないのです。

 

それが出来るめには、頭で理解するのではなく、本当の意味で理解する必要があり、誰でも知っている身長の重要性を、あえてここまで説明してきたのもそのためです。

しかしそれであっても、悟りのように本当の意味で理解するレベルまでにはいかないものです。

 

極端なことを言えば、努力は後でも出来るし、少なくても筋力は後でも付けることは出来ますが、止まった身長を伸ばすことは、もう二度と出来ません

全ての人が、190cmになるとか、2mになるというのは難しいですが、その競技に合った身長になる事ぐらいは可能なので、何度も読み直したりなどして、頭と体にしっかり叩き込む様に心がけて下さい。

 


 

身長を伸ばすためには、どうすればいいのか?

 

では実際に、身長を伸ばすためには、どうしたらいいでしょうか?

殆どの人は、こうした時に、沢山食べるなど、今やっている方法に、何かプラスすることを考えますが、重要なことはそうではありません。

それ以上に重要なことは、身長の伸びを妨げさせない事です。

 

最近は、食生活や生活様式が変わったこともあり、身長が190cmになれるかという話は別にしても、特別何もしなくても、自然と高くなるようになっています。

平均身長で言うと、1950年の日本の17歳男性の平均身長は162cmでしたが、2000年代になると約171cmに伸びているのです。

また更に、バスケットボールやバレーボールなどをやっていれば、体は適応するようになっているので、それらに合った体に、自然と近づいていくようになっています

 

つまり、これと言って特別なことをやらなくても、 現代の食生活と、バスケットボールやバレーボールなど、身長の伸びを刺激するような適度な運動を続けているだけで、それなりの身長にはなるのです。

それにも関わらず、身長がそれ程伸びなかったと言うのは、遺伝もありますが、それ以上に、身長の伸びを妨げるようなことをしてきたからです。

 

いくら身長を伸ばす努力を行っても、それを妨げるようなことを行っていては、身長は伸びていきません。

逆に身長の伸びを妨げるようなことがなければ、身長はスクスクと伸びていきます。

もし身長が重要な競技に取り組んでいて、身長を伸ばしたいと考えるのであれば、身長の伸びを妨げるようなことを一切しないことです。

その上で、身長を伸ばすようなことを行うと、より身長が伸びやすくなります。

 


 

身長の伸びを妨げるようなこととは?

 

それでは身長の伸びを妨げるようなことは、どんなことでしょうか?

それは大きく分けて二つあり、一つは肉体的なことと、もう一つは精神的なことですが、まずは肉体的な面から説明して行きます。

 

成長期に練習やトレーニングなどで、体に過度な負担をかけると、身長の伸びが妨げられます。

 

筋トレすると身長が伸びなくなる、と聞いたことのある人も多いと思いますが、筋トレが絶対ダメだということではありませんが、少なくても間違ったトレーニングや練習では、身長の伸びを妨げることになります。

練習や筋力トレーニングで体に無理がかかると、筋肉が張ったり、凝り固まってきますが、

筋肉が硬くなってくると、筋肉は収縮し、骨に伸びようとする力が生まれても、縮める力が強くなり、身長の伸びが妨げられてしまいます

 

簡単に言えば、上に伸びていきたいのに、筋肉が縮んで妨げられてしまうのです。逆にそれが無ければ、身長の伸びる際に、ブレーキが働かないので、伸びやすくなります。

 

また身長が伸びる際は、まず骨が伸びて、後から筋肉が付いていくため、ブレーキがかかる訳ですが、その時に酷い場合では、骨が変形することもあります。

その代表が、成長痛のオスグットシュラッター病で、膝の脛骨が変形し、飛び出してきますが、このように骨が変形することも、身長は余り伸びなくなります。

 

練習やトレーニングなどで、筋肉が硬くなる原因の一つは、結果を出そうと、将来のことよりも、目先のことを考えてしまうことです。

将来性を考えず、目先のことしか考えていなければ、身体に無理がかかる練習やトレーニングになりやすく、身長の伸びを妨げることになります。

あくまでも重要なことは、今ではなく、将来であるはずなので、そのことをよく考えた上で、決して無理な練習やトレーニングは行わないことです。

 

それともう一つは、我流の方法で行うことです。

我流の方法では、自分では無理をさせていないつもりでも、どういったことが正しいのか、間違っているのか、また体に負担や無理がかかっているのかが分からないため、自分では正しいと思っていても、間違いに気が付けず続けてしまいます。

そのため気づくのが遅れ、中学に入る頃には既に、取り返しがつかなくなっていたりもします。

 

自分では無理をさせていないと思っても、それはあくまでも自分がそう思ったに過ぎず、専門家も同じように考えるか、真実であるかどうかは、全くの別問題です。

もし具体的にどういった練習やトレーニングが間違っているのか、体に無理な練習やトレーニングになるのかが分からないのであれば、専門家に習うなどして勉強する必要があり、またそれは早ければ早いほどいいし、逆に遅れれば遅れるほど、取り返しがつかなくなる危険性があります。

 


 

激しい練習は、身長の伸びを止める

 

身長が伸びている間というのは、体はまだ子供であるということで、成熟していません。逆に身長が止まった後は、体を完成させ大人となっていきます。

このことから子供の期間が長い方が、身長も伸びやすいということが、なんとなく想像つくと思いますが、もしこの期間が、何らかの理由で、縮められたのであれば、身長が伸びなくなる事が分かると思います。

それが、激しい練習やトレーニングです。

 

もし小学生などから、激しく厳しい練習やトレーニングをしたとしたらどうでしょうか?

エネルギーは体を回復することに費やさなければならず、身長が伸びる方まで中々回って行きません。

また悠長に身長を伸ばしてもいられないので、体は早く大人になろうとし、体を完成させ、その刺激から身を守ろうとします。

 

たとえで言えば、敵がいなく安心した環境であれば、子供はゆっくり成長して行くことが出来ますが、そうではなく危険な環境であれば、早く大人になる必要が出て来ます。

それと同じように、過度に激しく厳しい練習やトレーニングは、安心していられるものでもないので、それに耐えられる為に、早く成熟させ、大人にならなければならなくなるのです。

よく小学生や中学生の時が、ピークで、その後はどんどん抜かれていく、ということがありますが、それは他の人よりも早い段階から無理をさせ、成熟させたことで、結果を出すことが出来たのですが、その代わり借金をするように、成長を前倒しにしてしまい、伸びなくなったのです。

 

もし身長を伸ばしたいのであれば、勝つことなどに囚われず、激しい練習やトレーニングは、行わない事です。

特にサッカーやバスケットボールの様に、よく走ったりするスポーツは、負担がかかりやすいので、体に無理がかからない様、十分に配慮しなければ、将来的に身長が伸びなくなる可能性があります。

 


 

体は細い方が伸びやすい?

 

これは無理させないことにも繋がっていますが、ひょろっとした体型の方が、後々身長が伸びていく傾向があります

バスケットボール選手やバレーボール選手を見て下さい。

身長の高い選手たちは、筋肉ムキムキというよりも、割とほっそりしていると思います。

これが筋肉質でどっしりと重たいような体になれば、身長は余り伸びていきません。

 

アスリートということではありませんが、一般的に肥満児は、身長の伸びのピークが平均で1年程早く、最初は高いが後で伸び悩む傾向があります。

実は日本人のトップアスリートも、学生時代は体が非常に細かったと言う選手が多く、筋肉が目に見えて付いてくるのは、大学やプロに入ってからです。

身長がある方が有利な競技であれば、またバスケットボールやバレーボールに限らず、高校生でも割とほっそりしていることが多く、逆にそれ程強くないチームの選手は、どっしりとした筋肉質タイプであったりします。

 

一般的には早く筋力を付けことに囚われがちですが、一流選手が実は細かったことや、身長を伸ばすことを考えると、ひょろっとした細い体を目指すことが、一つの方法です。

またブルースリーの体や、家電製品の進化のことなどからも分かるように、単に筋肉量を付けるより、凝縮した身体、ひょろっとした体を作る事の方が、実は難しいのです。

筋肉質の体を作ることなどは、難しいことではありません。

 

何事も過程が大事になりますが、成長期の内は、ひょろっとしている細い体の方が、実は一流アスリートの子供時代と近い体で、将来性のある体でもあります。

身長を伸ばしたい、一流のアスリートを目指したいというのであれば、ひょろっとした体を目指して見てはいかがでしょうか?

 


 

筋肉質になると身長は伸びなくなる?

 

筋力トレーニングは、効果的に行えば、骨に刺激を与え、身長の伸びを刺激することも出来ます。

しかし、間違ったトレーニングを行ってしまうと、重い体になり、身長の伸びを妨げることになります

 

特に小学生の頃から腹筋が割れているとか、我流のトレーニングをしてきた人は、早い段階で筋肉質の重い体になってしまい、そうすると身長が余り伸びていきません。

たとえば子供の頃から体操をやっている選手は、腹筋など筋肉が発達していますが、身長はそれ程伸びていません。(内村航平161cm、白井健三161cm)

体操選手であればそれでいいのですが、身長を伸ばしたい場合は、これらのことからも、余り筋肉質ではない方が、身長が伸びやすいのではないかと考えられると思います。

 

また「身体は適応するようになっている」とも説明しましたが、純粋なバスケットボール選手のような体、純粋なバレーボール選手のような体を作っていけば、身長はそれなりに伸びていくのが自然ですが、

間違った練習や、間違った筋力トレーニングなど、体が重くなるようなこと(必ずしも体重ではない)や、他の刺激が入ると、その刺激に順応しようとする為、身長を伸ばすことを止めてしまいます。

 

名電入学後、ぐんぐん背が伸びたイチローは、高校二年生の夏には、ほぼ現在の身長と同じ180センチになっていた。

一般的に、身長が伸びる成長期に重いバーベルを持ち上げるウエートトレーニングは、身長促進の妨げになるといわれている。

もし身長の伸びている時期にハードな筋力トレーニングをやっていたら、はたしてあそこまでイチローの背が伸びたか、疑問だ。

「溺愛 我が子イチロー 鈴木宣之著 小学館 208項」

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力んだ練習を行っていると身長が伸びない

 

力んだ練習を行っていると、筋肉が張りやすく、無駄な筋肉が付き、筋肉も張って重い体になっていきます。

力むことになる主な原因は、間違った練習や筋力トレーニングです。

 

力むと体の使い方が、体全体を協調して使うのではなく、筋肉に頼ったり、部分的な体の使い方となって、インナーマッスルなども、上手に使えません。

動きで言えば、軽やかさがなく、走り方がドスドスとした感じで重く、体形で言えば、筋肉質だったり、大腿四頭筋が張って、太くなっているような体です。

そうなると、高いパフォーマンスを発揮出来ないだけではなく、疲れやすくなり、直ぐに筋肉がパンパンに張るようになり、今まで説明して来たように、身長が伸びにくい体となってしまいます。

 

逆に体が細いというのは、筋肉に頼っていない使い方で、体全体やインナーマッスルを使っていたりするので、余り疲れず、筋肉もそれ程張りません。

その時点では、筋力などは余りないかもしれませんが、変な癖や間違ったことをしてきていないため、将来性は高いとも言えるのです。

 

練習やトレーニングでは、絶対に力むようなことは行ってはいけません。

もし既に間違った練習やトレーニングで、力む癖、力んだ体、張りやすい体になった場合、そのままでは将来的に高いパフォーマンスを発揮出来るようにはなれません。

そうした場合で、将来プロなどを目指している、身長を伸ばしたいと本気で考えているのであれば、徹底的に練習とトレーニングを見直し、一から力まない体の使い方を再教育し直し、力まない体に切り替えていく必要があります。

 


 

マッサージで筋肉を弛める

筋肉がパンパンに張っていれば、筋肉が収縮し、身長が伸びようとする力を妨げます。

また筋肉の張りが強いままでは、怪我をするリスクが増え、怪我をしたり歪みが起きれば、身長の伸びも妨げます。

 

そのため日ごろからマッサージなどで、筋肉の疲労を取り、柔らかくし、ケアを行うことが、怪我の予防、スポーツのパフォーマンスアップだけでなく、身長を伸ばす上でも有効です

朝起きた時は、身長が高く、夕方になるにつれ、重力がかかるため身長は縮みます。特に長時間立っている人程、その差が大きいと言われています。

マイクタイソンは、小柄でスピードのある体を重視し、成長期に身長が過度に伸びないよう、25キロの重りを背負って走っていました。

その結果ヘビー級ボクサーとしては、小柄になりましたが、身長を伸ばしたい場合は、それとは逆なことをやらなければなりません。

特に小さい子供は、重力の負荷が長時間かかると、骨にも負担がかかるため、抱っこを要求したりしますが、重力を長時間かけっぱなしにするようなことも、身長の伸びにはよくありません。

 

身長が上に伸びていくのに対し、重力がかかり続ける、また筋肉が収縮し縮んでいる状態が続くというのは、縮む力の求心力が強く、身長が伸びていく力が働きにくいので、求心力を弱くし、遠心的な力が入りやすい体にし、またその刺激を入れて行かなければならないのです。

そのため筋肉が張っているのであれば、整体やマッサージを定期的に受けて、それを取り除いていかなければなりませんし、筋肉を弛めることやリラックスさせることは、身長を伸ばすことにとても有効です。

 

また施術によっては、身長を伸ばす刺激を与え、身長が伸びやすくすることも出来たりします。

 


 

ストレスは身長の伸びを妨げる

 

ここまでは、肉体的なことについて説明してきましたが、次は精神的なことについて説明して行きます。

夫婦の仲が悪い、もしくは子供に勉強のことや、スポーツのことをうるさく言うなど、ストレスを与える様な事をしていると、子供はスクスクと成長することが出来ず、身長は余り伸びません

 

子供が日常的にストレスを受けていれば、そこから離れようと独立心が芽生えてきます。またそのために、身体を早く成熟させようとしますが、

身長を伸ばすには、成長期が遅い方がいいのですが、ストレスを与えるとそれが早まり、身長を伸ばすよりも、成熟することを選んで、早熟型になってしまうのです

またガミガミ叱られたり、強制するようなことをされては、誰でも体が委縮しますが、当然それ自体が、身長の伸びを妨げることになります。

更に上から押さえつけるようなことが強すぎると、体は上に伸びず、体が歪んでしまうこともあります。

身長を伸ばすだけのことではなく、スポーツのパフォーマンスを上げる、健康に育てていくには、杉の木の様に、スッと真っ直ぐ、スクスク育つよう、育てていく必要があります。

 

子供にストレスを与えないためには、結果を焦ったり、周りと比べたりしないことですが、まず自分自身がリラックスすることが、最も大事な所です。

自分がストレスを抱えていると、必ず子供にそのストレスを与えることになってしまい、逆にストレスの無い親であれば、子供もそれ程、ストレスにはなりません。

 

親がストレスを抱えないようにするためには、定期的にマッサージや整体を受けるなどして、体と心のケアやメンテナンスを行うことと、ストレスを抱えない方法、リラックスする方法を、学んでいきます。

普通は子供のためにとあれこれやりますが、自分自身がダメであれば、何をやっても上手く行きません。

まずは自分のストレスを減らして行く、自分自身が学んでいくことが、最も効果的な方法です。

 


 

睡眠は重要

 

身長を伸ばすのに睡眠は、重要です。

大谷翔平選手は、9時ぐらいには絶対寝ていた

と言っています。

 

身長を伸ばすためには早寝早起き。不規則な生活はしない。夜遅くにテレビを見るというのも、出来れば控えた方がいいでしょう。テレビを見ていれば、10時ぐらいには直ぐなってしまいます。

また練習で、勉強時間が余り取れなくなったりもしますが、勉強で夜遅くにならない様、効率のいい勉強の仕方も、マスターして行く必要もあります。

特に今の時代のアスリートは、勉強も学年トップレベルで出来る選手も多く、また高校で全国大会や日本代表の遠征や試合で、授業を受けていなく、また勉強時間が少ないにも拘らず、他の生徒よりも勉強が出来ています。

 

それと最も大事なことは、ストレスを抱え込まないようにすることです。

もしよく眠れないというのであれば、オーバーワークかストレスを抱えているかのサインです。

その場合原因は何かを考え、変えていかなければなりません。子供の場合のストレスの殆どは、親か学校かのどちらかです。

また睡眠は時間だけではなく質も重要で、熟睡する必要がありますが、ストレスが無く、また安心して寝られる環境、落ち着いて寝られる環境、すぐ寝れる様に、テレビや音楽、光など、交感神経を刺激するような刺激を極力いれないことです。

 


 

 

アスリートの身長の伸ばす方法 まとめ

 

・身長が高いのも才能の一つであり、身長があれば技術が劣っていても、身長そのものが武器となり、目をかけられる為、技術も次第について来る。

・身長を伸ばすことは練習やトレーニング以上に大事なこと。身長が伸びるだけで、パフォーマンスが向上し、パワーもつく。逆に身長が低ければ、プロになることが難しい競技もあり、それを補う事は難しくなる。

・身長が大事であることは誰でも知っているが、本当の意味で分かっている人は少ない。そのため目先のことを優先し、結果的に身長が伸びなくなっている。

・身長を伸ばそうとするよりも、身長の伸びを妨げることをしない事。身長の伸びを妨げるものは、間違った練習、トレーニング、ストレス、睡眠。

・過度な負担、激しい練習などは禁物。またそれを防ぐためには、我流の考えややり方で行うのではなく、正しい練習やトレーニングを学ぶ必要がある。

・筋肉質な体、力む体、張りやすい体は、身長を伸びにくくなる。そうなった場合は、一から徹底的にやり方、考え方を見直し、体を作り直す必要がある。どちらかというと細い体を作る。

・身長を伸ばすためには、定期的な整体やマッサージが効果的。リラックスすることが大事で、そのためにはまず親がリラックスする事。

 

以上のことを実践していくだけで、アスリートの身長はかなり伸びていきます。

 


 

身長を伸ばす施術と指導

 

身長を伸ばす方法は、関心が高いことでもあり、今までにも色々言われてきたりもしましたが、殆ど有益な情報はありませんでした。

そのためスポーツトレーナー、整体師という立場から、幅広く考えて行き指導してきた経験から、色々と見えてきました。

その一つが、「体は適応する」ということです。

体は、体自身が身長を必要と感じるのであれば、身長は自然と伸びるし、必要性がなければ身長は伸びない

そこに身長を伸ばしたいと言う意識は、関係ありません。意識が大事であるのなら、バスケとボールやバレーボールをやっていた人は、皆身長が伸びていたでしょう。

そうではなく、重要なのはあくまで、無意識や体自身がどう感じているかです。

 

そのためすでに説明したように、まずはマイナス要素となっている、身長の伸びを妨げるような事をしていれば、それをやめる。

その上で身長の伸びを促進する刺激を入れる。

しかし残念ながら多くのアスリートが、間違った練習やトレーニングを行ってきているので、身長の伸びが妨げられています。

何故なら何が間違っているのかが、分からない為です。

そのため、身長を伸ばしたいという人には、筋力トレーニングや今までの方法を止めてもらったり、正しいトレーニングに切り替えたり、また体の使い方を根本的な所から、変えていくことを指導していきます。

 

施術では、

筋肉の張りや歪みを取り、背骨の椎骨や関節の間隔を広げ、身長が伸びやすい体を作ると同時に、身長が伸びる刺激を入れる

更に、

ある部位を刺激することにより、身長の伸びを促進させる特別な施術を行います

 

と言っても、今まで説明して来たように、歪みなどがあれば、一回の施術で1cmや2cm程度伸びることはありますが、正しい練習やトレーニングを学び、それを実践し、定期的な体のケアを続けて行くことが基本で、それをしないでは、身長は中々伸びて行きません。

その中で、身長が伸びる時期があり、その時に施術で身長を伸ばすための刺激をいれると、目に見えて伸びていくので、その機を逃さず行えば、効果的に身長を伸ばすことが出来ます。

伸びる時期というのは、体の勢いを感じることが出来れば、それが分かるのです。

 

しかしこれも、単発的、思い付きだけでは、その好機を逃すことになります。

他の人と付けたいと、練習やトレーニングを行ったりしていますが、他の人と同じ延長でやっているため、実際の所、殆ど差は付きません。

こうした普通の人がやっていないことをやることで、初めて他の人とは全然違った差が付いてきます。それが差が付く練習です。

そのためもし本気で身長を伸ばしたい、身長を必要としているのであれば、定期的に指導と施術を受けることをお勧めします。

 

それともう一つ、

身長を伸ばすための姿勢を教え、体に身長が伸びるスイッチを入れます。

一般的には、ジャンプや縄跳びなど、上下運動が勧められたりしていますが、これらが必ずしも身長を伸ばす刺激になるとは限らず、やり方を間違えると、逆効果にもなります。

身長を伸ばすための姿勢は、一流アスリートになるための身体作りでもあり、非常に奥が深く、大事な所です。

 

こうした指導を受けてみたい、身長を伸ばす施術を受けてみたい、身長を伸ばしたいという方は、旭川揺らぎ整体に来て下さい。

旭川揺らぎ整体ホームページ

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