相手に合せる難しさ

以前ブログにも書いたことがあり、セミナーでも割と長く扱っている一つのテーマですが、相手に合せることは中々難しいことです。どうしても自分中心になってしまう。

スクールでも説明していますが、体で言えば自分が動くのは億劫なので、自分は動かず、リモコンで操作するように手先でやろうとする。そうではなくて、自分が動かなければならない。

これが自分が動かないから、手が届かないところは、力の方向などがおかしくなってしまう。

 

腕の脱力をチェックするテストでも、これがよくあらわれる。

ペアになって向かい合う。腕を90度ぐらいに曲げてもらい、相手の手首の辺りを支え、支えて貰っている人は脱力する。力が抜けていれば、持っている人は重く感じ、力が入っている人が相手では、軽く感じると言うテストです。

この時に多くの人は、適当な所で向かい合って立ちますが、その位置を動かさないで手を出す。そうすると多くの場合は離れすぎていて、手を前に出すと重心が前に行っているものだから、長時間その姿勢を取るようなことになれば腰は痛くなるし、持たれる側も引っ張られているのでやりにくい。

ちょこっと前の位置にずれるだけのことですが、足が床と接着剤で張り付いたように動かなくなる。こういう状態を武道では、居ついていると言っています。

ほとんどの人は居ついている。

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