医者になりたいとした時、どうすれば医者になれるのだろうかと考えて、「なるほど医大に行かなければならないのか」となって、医大に行く。
それを「普通科の大学なんですけど、医者になりたいです」と、いくら言った所で、それだけでは医者にはなれない。
医者になるためには、どうしたらいいかを考えて、そうすると医大に行かなければならないことがわかって、更に医大に行くためには、どうすればいいのか、と言うように、逆算して考えることで、具体的なものが見えてくる。
これが特にやりたいものが、見つからない人の場合、取り敢えず普通科の高校に行って、偏差値の合う大学に行って、自分に合う会社を探す。
それで最終的に、自分に合うものが見つかれば、それはそれでいいかもしれません。
しかし医者になりたい、プロアスリートになりたいなど、何か具体的なものがある場合、自分の好きなことをやって、それがうまく合えばいいといった考えではなく、
医者になるためにはどうすればいいのか、プロアスリートになるためにはどうすればいいのか、考え逆算し、目標達成に沿った努力をしなければならない。
プロになれない人の多くが、自分のやりたい練習をやって、それが上手く合えば、プロになれたらいいなという、一般の企業に会社勤めをするような、普通科コースの努力の仕方。
それでは、先が見えています。
そうではなくて、相手がどういうものを必要としているか、どういった努力をしていかなければならないのか、自分が考えたものではなく、相手、目標に合わせた努力の仕方をする。
そこに自分がどう思うとか、こう考えているとか、そんなものは一切関係ない。