チャンスに気づき、行動し、ものにする 2

チャンスに気づいた時に、直ぐ行動に移せるようになるには、自分が居ついていない事。また変な囚われがないこと。

どっこいしょと座っていては、何かあった時に対処することが出来ませんが、武道ではそういう状態を、居ついていると言っています。動ける心の準備がなければ、動けない。

そのために囚われないことが重要で、例えば過去に囚われてしまうと、それに縛られ動けなくなってしまう。

過去に私はこんなに頑張ったとか、昔はこうでしたとか過去の栄光に囚われていては、その先には進めない。

 

象をも倒すヘビー級史上最強のハンマーパンチと言われた、ジョージ・フォアマンは、

もし誰かが「ジョージ、お前の左ジャブは遅すぎるな」と言ったとしても、そんな言葉には私は耳も課さないね。けれど、「ジョージ、お前の左ジャブをもっと速くしてやろう」と言ったら、それには耳を貸すね。ものごとは常にポジティブに考えるべきなんだよ。

と言っています。

過去に縛られると、チャンスに気づき、行動に移せなくなる。

たとえ今まで頑張ってきたことであっても、それがダメなやり方だった、これからは違うやり方をしていかなければならない、もっといい方法があるのであれば、ぱっと気持ちを切り替えていかなければならない。

 

チャンスをものに出来ない、行動に移せない一つは、そのチャンスは二度は無いことが、わかっていないことです。今ダメでもまたあるだろうとか、他にもあるだろうと考え、そのチャンスの本当の重要性に気づかなければ、チャンスを逃してしまいます。

「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」

これは、江戸時代中期に出された書物、『葉隠』(はがくれ)に書かれている有名な文言です。

 

またスティーブジョブズは、

もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?

と毎朝鏡を見つめて自問自答していたという。

これを実践することは難しいことですが、明日も明後日も10年後も普通に生きていると考えてしまうから、1日1日を大切に出来なくなってしまう。

今日は今日しかない。そのチャンスは、もう二度とやって来ないかもしれない。

一期一会であるという事。

自分を大切に、出会いを大切に、1日を大切に。

 

一期一会とは

一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう。

「新明解四字熟語辞典」より

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