出来ない事がどれだけ分かるか

今の時代は、付け足しの考えだから、出来る所だけを見て、出来ない事を見つけようとはしない。

出来ない事を見つければ、自分は出来ない人間であることが分かってしまうので、「自分は出来るんだ!」と思いたいのです。

しかし自分はいくら出来る人間だと思っても、もっと凄い人からすればそうは思われないし、スポーツであれば、それだけだとプロにはなれない。


 

これが無駄を省く思考、東洋的な考えでは、出来ない所を見つけることをやる。

出来ない所は、別にその人の人格を否定するものではなく、その人の課題ですから、それをクリアすればレベルアップするし、課題が沢山ある人の方が、まだまだ伸びていく可能性が高くなる。

反対に特に課題がない人は、今の延長でやり続ける訳ですが、それは果たして本当にそのやり方でいいかと言うと、課題がないのではなく、見つけられないだけのことの方が多いでしょう。

だから才能が潰れるまで、何も気づかず練習をしてしまうのです。

 

よく努力の積み重ねだなんて言いますけど、それは毎日漠然と練習して来たことの積み重ねと言うよりも、日々課題に取り組み、その努力を積み重ねてきたことではないでしょうか。

ただ「課題」と言っても、付け足しの考えでは、課題そのものが間違っていたりしますが、課題が間違っていては、折角の努力を無駄にしてしまうし、専門的な知識がなければ分からないものもあるので、その場合は専門家の先生などに、見つけて貰わなければならない。

自分で見つける場合には、何が出来ないのかを客観的に分析することで、本当の課題も見つけやすくなる。

 

それと何かの課題を克服した時に、「やったぁ!出来たぁ!」と思う事は、東洋的な取り組みであっても、別にいいことで、それを励みにまた次の課題に取り組む。

そうしたことが本来のプラス思考と呼べるものですが、それをただ自分は出来る人間だと思っているだけでは、プライドだけが立派になって、何も変わらない。

最近では昔ほどプラス思考と言われなくなってきているように思いますが、「プラス的に考えてみたけど、どうもダメっぽいぞ」と、いうのが分かってきたからでしょう。

 

体の歪みにしても、日常の癖が原因なので一つの課題ですが、歪みは自分では分からないので、専門家に診て貰わなければならないし、歪んでいる延長で、「私は健康に過ごすぞ!」と思っても、それは付け足し思考で、自分の問題点を探していない。

と言われれば、付け足しではなく、出来ない所を探すというのが、何となく分かって貰えるのではないかと思いますが、こんな感じで、出来ない所を探してみて下さい。

分からなければ専門家に行く。

と言っても、落ち込みやすい人や、自分はダメだと思いがちな人は、出来ない所を探したって落ち込むだけなので、その先の「じゃあどうすればいいのか」と考え行動するとか、またバランスが大事なので、小さな成功を大事にするように。

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