無料になれていないか?

最近は無料見積もり、無料アドバイス、無料セミナーなど無料に溢れています。その他にも「一日たった5分やるだけで」と言った内容のものが溢れている。

こうしたものと触れ合う機会が多くなればなるほど、いつの間にか無料でやるのは当たり前、何でも直ぐに出来るもの、そういった感覚や考えが刷り込まれてしまいます。

皆さんも刷り込まれてはいないでしょうか?

しかし残念ながら、ほぼ刷り込まれていると言ってもいいでしょう。

 

昔から「ただほど高いものはない」とはよく言いますが、無料で行うものには基本的に全て裏があり、無料で人を集めて、そこから収入を得る訳です。

ボランティアにしても、確かに本当の善意のボランティアと言うか、損得勘定のないようなものもありますが、その裏にはなんらかのイメージアップが目的だったり、隠れ蓑にするために、行われたりもする。

ただほど怖いものもない訳です。

私も個人的に近所を掃き掃除したり、雪かきしたりをしていましたら、何かの係りの人だと思ったのか、「こっちもお願いします」などと平気で言ってくるものもいる。ただほど怖いものはない。笑 

本当のただでやっていると、つけあがられてしまう。

 

それはさておき、無料で慣れてしまうと、有料でやっている人などがいれば、そっちの人は無意識の内に悪い人だなんて思ったりしてしまいがちですが、実際に騙されるのが多いのは、無料に飛びついた場合で、反対に最初から有料でやっている人などは、どちらかというと真面目で正直な人が多い。

無料、有料というのは、必ずしも「ただ」でなくても、やっすい値段と、そうでない値段で考えてもいいと思います。

また無料的なものに慣れてしまうと、いい情報、いいものであっても、無料、格安、簡単に手に入れられるように思ってしまいますが、絶対に手に入れることは出来ません。

それをよくよく考えることです。

 

例えばプロアスリートを目指すとする。それをその辺の監督のただの指導を受けて、プロになるなどと言う考えは、甘すぎの舐めすぎで、絶対に成れる訳がありません。

しかし「ただ」に慣れているものだから、甘すぎる考えを持っているとか、プロの世界を舐め腐っているとか、そんな風には思わないものです。

それが「慣れ」。

だからもしプロを目指すとするのであれば、優秀な指導者がいる所に引っ越すとか、それを調べるとか、個人的にレッスンを受けるとか、人よりも手間、もしくはお金をかけなければ、差も付かなければ、プロにもなれるはずはない。

何しろこの間プロ野球のドラフトがありましたが、北海道の高校生でプロ野球に入った選手は一人もいないですからね。

コンビニに行きたいなど、小さい願いであるなら、それ程お金も労力も必要はありません。しかし大きいものになればなるほど、その世界に入り浸っている限り、手にすることは出来ない。

 

もしかしたら私にはそんなに関係は無いかな、と考える人もいるかもしれませんが、例えば今の時代なら健康な体を手にすることも、中々大変なことなんじゃないでしょうか。

確かに今はどこも痛いとか、症状はないのかもしれません。

だから余計に難しいのですが、食べる食べ物は全て添加物、農薬に汚染され、遺伝子組み換え食品も知らず知らずの内に口にしています。肉にしたって、餌の中に遺伝子組み換え食品が入っているのもそうだし、病気にならない様に抗生物質が大量に使われているし、肉が柔らかくなるようホルモン剤も使われている。

まともな食べ物など無いと言ってもいいぐらいです。

また日本人は全然そうしたことに関心がないものだから、どんどん入ってきてしまう。政治家や企業だけが悪い問題ではない。それで家の子供はアトピーなんですとか、多動性なんですとかになっている訳です。

 

無料や安いものになれない事です。

本当にいいもの、価値のあるものに触れ合ってみて下さい。また投資する考えを持ってみて下さい。

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