不幸な人が益々不幸になる理由

幸せもチャンスも、同じようなものだと思います。

よく道を下を向いて、歩いている人がいますが、そういうような人は、何かチャンスなどがあっても、絶対に気づくことはありません。素通りしてしまう。

下を向いて、とぼとぼと歩く様になったりするのは、何か嫌なことがあったりして、もうこれ以上、そうしたことを受け入れたくないという現われで、見たくない、向き合いたくないことを体で表現しています。

しかし残念なことに、そうした状態になると、却って悪いものだけが寄って来て、いいものは入って来ない。

 

下を向いて歩いている方が、何かにつまづいたりすることを予防したり、お金でも落ちていたら拾えそうな気がしますが、前を見ている人の方が、つまづかないものなのだし、何か落ちていても発見できる。笑

前を向いていたとしても、前だけでなく下も見えているし、また姿勢がよくなるので、足が自然と上がりやすくなりますが、逆に下を向いて歩いていると、足が上がりにくく重くなり、それだけでつまづきやすいのです。

また下を向いていると言っても、下を注意深く見ながら歩いているのではなく、どちらかというと、ぼおっ~としていて、何を考えていたのか覚えていない状態になっていたりします。

それでは何かあっても、気が付けません。

だから段差のような物があっても、案外気づかなかったりするし、もちろん下を見ているから、突然自転車が来たとか、車が飛び出して来たと言うのも分からないでしょう。

逆に前を見て歩いていれば、視野が広く、多くの情報が多く入ってきます。そうすると何かあっても分かりやすいのです。

 

最近は、通り魔による無差別死傷事件もありますが、厳密には無差別ではなく、通り魔は攻撃する相手を、無意識的にもちゃんと選んでいます。

それは例えば、下を向いて歩いているような人、スマホなどに夢中になっているような人です。

逆に怖そうな人、強そうな人には攻撃しないし、またそういう人が多くいる所では、犯行を行おうとはしない。いじめにしてもそうです。

下を向いて歩いているような人は、反撃されることがないので、反撃される危険性の少ない人を選んで刺す訳です。

また前を向いている人であれば、草食動物の様に、いち早く危険な情報をキャッチできますが、下を向いている人であれば、刺されたり、直ぐ目の前で起こってからでないと気が付けない為、行動が遅れてしまう。

 

通り魔の立場になって考えてみれば分かる事ですが、とにかく大勢刺したいと考えているのに、強そうな人を相手に、通り魔が勝負を仕掛けますかね?

もし強そうな人を相手に、勝負を仕掛けた場合、下手をすれば、誰一人刺すことが出来ず、自分だけが無駄に返り討ちに合う。それで刑務所に入っても、何一つ目的を達成出来ない。

だったら余程腕に自信のある人でなければ、弱い人を探す訳で、弱い人は誰かと言うと、女性と言うのもありますが、ただ女性と言っても、キャーキャー騒ぎ立てて、屈強な男性の助けを呼ぶかもしれないため、女性であっても、より安全な女性などを選ぶでしょう。

また一人を指すのが目的ではないから、そうした人たちが多く集まっている所を探して、やりやすそうな所で犯行に及ぶ。

誰だって通り魔なんかには遭いたくありませんが、遭いたくないと下を向いている人の方が、通り魔に遭う可能性が高くなり、前を見ている人の方が、回避しやすくなる。

 

下を向いているより、前を向いている人の方が、運が良さそうだなと分かって貰えたと思いますが、これは歩きだけでなく、普段の日常生活でも全く同じことです。

同じように過去に何かあった人は、もうこれ以上嫌な目に合わない様に、受け入れを拒否し、それは嫌なものだけでなく、同時にいいものも受け入れを拒否している。

私が学生の頃、渋谷でOLが歩いていて、鞄から財布を落としたので、それを拾ってあげたのですが、ナンパか何かと思ったのか、もの凄い形相で睨まれました。笑

慌てふためくまで待ってから、渡した方が感謝はされたのでしょうけど、何故いたいけな学生が親切にして、そこまでもの凄い形相で睨まれなければならないんだろうかと思いましたね。笑

そんなことで一々鬼の形相で睨むというのは、余程ストレスがあるからなのでしょうが、普通はそういう人には親切にはしにくいしい、また親切にしても、その人が拒んでいるのだから、親切を受けても親切にはならない。

「私をまた騙すつもりなの!」となる。

 

時折親切にしてあげたのに、噛みついて来る人もいると思いますが、それはそうした訳です。

そういう人は自分で親切を受けることや、幸せになる事を拒んでいるのだから、後入って来るものは、悪いものだけになる。

また親切にしたいエネルギーは、誰にでもあるものだから、その親切心は、親切を受け入れてくれる人に、親切にしようとする。

そうすると親切にされる人は益々親切にされ、不幸な人は益々不幸になるという、悪循環に陥っていく。

 

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