「昔からどこかに預けて働きに行っています」
なんていう家であれば、子供にとって幼稚園に行くことなど、どうってことはありませんが、子供と一緒に過ごす時間の多かった家で、急に幼稚園に預けたりすると、子供は
「自分は捨てられるっ!」
と思う。
保育士さんなんかは、優しく声はかけてくれるけど、それは魔女みたいなもので、「心許せば何されるか分からない」、みたいにも思うでしょう。笑
だからそうならないように、事前に分かり易い説明しておくのと合わせて、訓練してある程度慣らしておかないと、いきなり海に放り出されるようなもので、ビックリしてしまう訳です。
訓練と言っても、赤ん坊に「いないないばぁ」をやったりすると思いますが、そんなものです。かくれんぼもその一つ。そうやって徐々に慣れさせていく。
しかし今の子供は、小さい頃にかくれんぼをやっていないから、出来なくなっている子供も多いとか。
「いないないばぁ」も、もしかしたら余りやっていないのかもしれませんね。
その子の家庭も、普通の家庭よりも一緒に過ごす時間の多い家庭だったので、一緒にいることに慣れ過ぎてしまっていて、急に会えなくなったもんだから、ビックリしたのだと思います。
それともう一つ、友達がいないということですが、親にしても、付き合いみたいなものは余りなく、子供を積極的に、他の子供がいる所に連れて行ったり、一緒に遊ばせたりすることは、余りしていなかったようです。
もしそうだとすると、お互いが依存の関係になってしまっているのかもしれません。
これは親子ではよくあることで、無意識的にでも、子供を出来ない子供に育てることによって、親元から離れて行かない様にしたり、親以外の人に気が行かない様にさせることで、親に気持ちを集めるようにしたり、またそういったことから、自分を必要とされる、愛されている、と感じようとしたりすることがあります。
最近は子供が少なくなってきたり、ストレスを抱えることが多くなってきていることもあって、親が子離れ出来なくなって来ているとも言われていますが、昔と違って、依存しやすい環境にはなっています。
しかし親も子供も、自立して行かなければならないので、親も子離れしなければならないし、時には子供に旅をさせることも必要でしょう。
またそれに関連して、子供の過度な人見知りは、親が発する波動の影響を受けていたりします。
つまり親自身が人見知りだったり、意識しているかどうかに限らず、人づきあいを避けていたりすると、その影響を受けてしまったりする。
幼い子供が人見知りする場合、もしかしたら父親か母親が、人見知りしたり、どこか人づきあいを避けたり、拒んでしまう所があるかもしれません。
私も「宅配業者が来ただけで、子供がお風呂場の片隅で、震えながら泣いていた」、という相談を受けたことがありましたが、実際に子供を見ていないこともあって、原因が分かりませんでしたが、奥さんを診た時に、かなり強烈な波動を出していたので、その影響から来ていました。
誰しも
「ピリピリと張りつめた空気」
のようなものを感じたことはあると思いますが、ピリピリしている人の側にいると、その影響を受ける様に、感受性の高い子供はもっと影響を受けたり、受けやすい、感じやすい性質を持っています。
こう言う場合は、しなければいけないという考えや、頑張ったりすることを止めて、親がリラックスするように心掛け、リラックス出来る様になってくると、子供の問題が改善されていきます。
依存にしても同じで、何らかのストレスやプレッシャーから、依存が生まれていますから、これも少しずつリラックスすることを覚えることです。
ついでに言えば、アルコール依存や薬物依存がありますが、これも何らかの依存心を持っていて、それをアルコールや薬物で表現しているに過ぎません。
だからもし本当に依存症を治すのであれば、その依存心は一体どこから来ているのかと原因を探り、それを変えていくことなのですが、一般的な治療は、自分が悪かったとか、我慢するみたいな感じなので、一生依存症と闘わなければなりません。
アルコール依存症であれば、何年も辞めていたとしても、一滴でも飲めば、スイッチが入ってしまうし、薬物依存も、時折ふっとやってみたい衝動に駆られたりするようです。
性格が悪くて依存症になったというのは、どうしようもないと言えばどうしようもないのでしょうが、治したい気持ちがあっても治せない人もいます。
それは性格と言うよりも、依存症という病気が原因で、治療法自体がが間違っているから、原因の全てをその人たちの問題にするのはどうかなと思っています。
お医者さんにしても、患者が治らなくても、本人の性格の問題にしておけばいいので、楽ですからね。
ただこれはもちろん本人の問題もあって、難しい問題ではある。
話が色々と脱線してしまいましたが、元に戻すと、子供が学校に行きたくないというのなら、私も無理に行かせる必要はないし、学校に固執する必要もないとは思っています。
しかし日頃から自分に問いかけを行って原因を考えてみたり、よく話し合ってみたり、リラックスしてみたりすることで、よりいい方法を見つけることが出来るかもしれません。