頑張ることを止める

日本人が頑張ると、ほとんど力んでしまう。力むとスポーツでも、学校の勉強でも、子育てでも、仕事でも、何事も上手く行かない。

モンスターペアレントと呼ばれるような親や、神経質になっているお母さんは、皆頑張っている。しかし頑張っているから、大きなストレスとなり、空回りする。

その場合は、開き直って一旦頑張るのを止めてみると、「何だ、もっと楽にやっていてもよかったんだ」と気づく。

 

スポーツで直ぐに筋肉がパンパンになる選手、よく怪我をする選手は、力の抜きどころがわかっていなく、ただやればいいとか、疲れるようなことをすればいいと思って頑張っている。

しかしプロや一流になる選手が、余り筋肉が張らず、怪我をしないのは、力を抜く所は抜き、楽に頑張っているからです。

だから筋肉がそれ程張らず、怪我もしにくい。

 

イチローは40歳を過ぎても大きな怪我をすることなく、現役を続けていますが、ただがむしゃらにやっていたのであれば、旭川の野球少年の様に、とっくに潰れているでしょう。

イチローは、楽に頑張っています。

筋肉が直ぐ張る、怪我をするというのなら、練習を試しにもっと楽にやってみることです。

何事も試さない事には、間違いをしていても、それを一生続けることになるし、同じことを繰り返すだけでは、年を取るだけで、一生経験を積むことが出来ない。

 

人間関係でもこの人のためにと、頑張っているのに、それが伝わらず、上手く行かない事もある。

また、こっちが一生懸命やっているのに、それが相手に伝わらなければ、「あいつは感謝も出来ないやつだ」と思ってしまうかもしれない。

そういう時も、正しいことをやり続けることも一つの方法ですが、一旦止めてみるのも、一つの方法です。

そうすることによって、相手のためにと思ってやっていたことが、実は相手の為ではなかったり、相手にしても、今まで当たり前になっていたものが、それがなくなることで、初めてその有難味に気づくこともある。

 

特に頑張り過ぎてしまう傾向にある人や、ストレスを抱えやすい傾向にある人は、普段もっと楽にやる事を心がけてみて下さい。

楽にやる方が効果があると言うのを知ると、結構面白いもんですよ。

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