判断力がない理由とは?

判断力がない理由は、感性や直観力の無さと、経験と知識の無さ。

感性や直観力もない、経験も知識もないのであれば、正しい判断は出来ず、基本的に全て間違うことになる。

しかし経験といったって、ただ年を取れば経験を積めるものではなく、経験を積まない人は何年経っても何も積まない。失敗に気付かず失敗を永遠に繰り返している人は、年を取るだけで、経験は積まないのです。

ゴルフで何年やっても下手な人と、プロで活躍する人とでは、一年で経験を積む内容が全然違うのと同じ。

 

釈迦は35歳で悟りを開きましたが、その倍を生きた所で殆どの人は悟りを開くことは出来ないですし、部活の先生でも長年教えていても、指導力が上がらず、毎年怪我人を出し続けるような練習をさせる先生もいる。

年は余り関係ありません。

しかしこれもまた感性、直観力、また経験と知識が無いから、年を取れば経験を積むようにも思えるし、年上の人の方が若い人より判断力に優れていると考えたりもする。

 

以前東国原氏が政治家になったり、首相になるなどの話しがあったりしましたが、「経験がない」などと言う人は多くいました。

しかし経験が無い割には、今までのどの県知事よりも実績を残した訳ですが、そうすると本当に経験がなかったのは、東国原氏ではなくそう考えた人で、野球の栗山監督や工藤監督にしても、監督経験が無いにも関わらず、就任一年目から優勝するなど結果を残している。

政治家や監督などの経験はなくても、違う経験をしてきていたのです。

また経験がないと言うような人は、昔の時代であれば、天才を変人扱いどころか、死に追いやっていたかもしれないし、戦争をしていた時代に、戦争反対を訴えるような人がいれば、非国民扱いをするのではないでしょうか。

 

誰でも真実や正しい情報を知りたいとは思いますが、その反面、真実や本当に効果のあるものを知ったとしても、「そんな訳ないだろう」と、信じることは出来ない。

キリストは「あなたがたにはからしの種ほどの信仰心もない」と言っていました。

例えば今までのやり方では、上手く行かなかったから、違う方法がないかと誰か先生に習いに行ったとします。しかしその先生の考えや教えは、違うと感じたりすることもある。

しかしその判断が、正しいかどうかは分からないのです。

もしそれが違うと思って、その後自分が考えた方法でいい方向に変わっていったのであれば、その判断は正しかったと言えますが、そうでなければ、自分の考えで、また間違った判断をして、失敗をし続けることになってしまう。

 

だから少なくても、今までの自分がやってきたことが間違っていたのであれば、もしそれが違うと思っても、それを試して暫くの間続けてみる必要がある。

それでもしそれが本当に間違っていたとしても、間違っていたと分かれば、その反対をやればいいのだから、そこから得られるものもある。

そうしたことをやって知識と経験を積んで行く。

またその繰り返しによって、正しい判断が少しずつ出来るようになってくる。それを中途半端なことの繰り返しでは、いつまで経っても何も得られない。

 

経験と知識がなくても、感性と直観力がありさえすれば、それを補うことが出来ますが、思い込み、先入観、囚われ、偏見を持っていると、感性と直観力は働かず、正常な判断力を失ってしまう。

特に一生懸命に頑張ったりしていると、それに囚われて、正しい判断は出来なくなる。

ニュートラルな状態が一番思考力が働く状態で、感性や直観も働きやすい。

ついでに言っておくと、「自分を信じなさい」と言われることがありますが、あれは自分が考えたようなことを信じれという事ではありません。

そんなことしたって、知識や経験がないのなら、失敗するでしょう。

そうではなく、自分の潜在意識に耳を傾け、それを信じなさいということです。

そのため直感と言ってもいいですが、それを働かせるためには、自分の雑念的なものを捨てて綺麗にしていかないと、分かりにくい。

 

今の人生に満足しているのであれば、正しい判断力の結果なのかもしれませんが、そうでないのであれば、選択や判断を間違えて来たという事で、そう考えると、「どうも自分の判断力は怪しいな」となると思います。

だからそこから抜け出すためには、自分の考えを一旦捨てて、違う考えを取り入れたりしないと、ずぅ~っと同じ間違いの繰り返しが続く。

自分の命が取られるとか、全財産を失うリスクがあれば危険過ぎますが、そうではない、失敗してもたかが知れているようなこともあると思いますから、ものは試しでそれを少しやってみる、違う意見を取り入れてやってみるということを、やってみるのもいいと思います。

それでダメだったのであれば、より自分の考えに確信を持てるようになる。

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