こういう人がいる

一日に何万もアクセス数がある訳じゃないんですけど、多い日で千以上あったりするので、そうすると必ずおかしな人から、問い合わせなどが来たりする。笑 まぁ、どこにでもいますね。

特に間違いだらけの筋力トレーニングの記事を載せていますが、筋トレの信者にすれば、それが納得がいかないようで、今日もそれを読んだのだと思いますが、

「筋トレを否定してるのは世界中で日本だけですよ。隣国の台湾や韓国ですら筋トレしてますよ。間違った情報を伝えないでください。」

という、失礼極まりないメールが来た。笑

 

恐らく中学生か高校生ぐらいだと思うので、知識や経験がない、礼儀がなっていないのも、ある程度仕方がないかもしれませんが、そもそも文章を読めば分かるように、デメリットについて書いてあるだけで、筋トレを否定している訳ではないですからね。

読解力の問題もありますが、一つの物事に囚われてしまうと、それに過剰な反応をしてしまう。またかじったくらいの人程、どうでもいいことに拘ってしまうとは、ブログに書いたことがあったと思います。

最近でも31日のセミナー内容に書きましたが、筋力はあればあるほどよく、問題は筋トレのやり方。一番よくないのが思いつきのやり方と書きましたが、こういう人が何の勉強もせず、思いつき、行き当たりばったり、計画性のないやり方でやっている。

 

スピードスケート日本代表コーチを務める、ヨハンデヴィットコーチも言っているように、明確な意味を持ってトレーニングプログラムを作り、テストし数値化する。それによっては初めて効果がわかりますが、ただやればいいとしか思っていないレベルの人は、何も考えない。

効いているのか効いていないのか、全く分かっていないでやっている。ただ筋トレはいいものだと、信仰してやっているのです。だから間違いにもいつまでも気づかない。昔の水を飲むなと同じレベル。

筋トレがいいと考えるのなら、筋トレについてそれなりに勉強や研究もしていて当然ですが、恐らく代表的な初動負荷理論ですら知らないでしょう。当然トレーニングと鍛錬の違いを考えたことなどあるはずが無い。

 

また以前イチローが怪我をしない理由で、イチローが「力とかパワーとかを勘違いして、安易に肉体を大きくしようとすることは絶対にダメ!」と説明している動画を載せました。

これを見れば、さすがに誰でも考えるのではないかと思うのですが、これはあえて頭のいい人と悪い人、また変な人の区別をするため、間違いだらけの筋力トレーニングの方には載せていません。

普段変な人は無視しているので、これを載せた方がいいのかどうか多少迷っていますが、ただ載せた所で、ダメな人は何をやってもダメですからね。

聖書に豚の真珠の言葉がありますが、価値の分からない人に価値のある情報を提供すれば、必ず噛みついて来る。

 

一般レベルであれば、この人の様にデメリットや副作用のことなど何も知ることなく、ただ自分のやりたいように、筋トレをすればいいと思います。もちろんそんな人は、イチローの言っていることは、一生理解出来ないでしょう。

最近では古武術研究家の甲野善紀氏が本も多く出されて、一般の人やスポーツをやっている人にも知られるようになり、スポーツでも取り入れられてきていますが、武術的な体の使い方は、頭の悪い人には出来ません。また自分を否定できない人にも出来ない。

また武道の世界では、技は教えても鍛え方は教えない、と言うのもある。

極意を教えると言われて、何か技のようなものを教えて貰えるのかと思ったら、鍛え方を教えて貰ったという話があるのですが、本当はそれぐらいにどう鍛えるかというのは重要だし奥も深い。

 

スクールをやっていた時に、初代タイガーマスクの佐山聡さんが、シュートボクシングの合宿で、「抜きの蹴り」を説明されていて、その映像があるのですが、その方法、体の使い方の蹴りを見せたんです。

怪我しない様、座布団五枚を持ってもらい、軽くハイキックを蹴ったのですが、それでもかなりの威力がある。笑 

一般的な力の出し方では、やった感はあってもそれ程威力はなく、抜く方が実はあるのですが、筋トレをただやればいいと言うレベルの人には、「抜き」は全く理解不能の世界。

というより、存在を知らない。

 

ダメな人は自分の考えが正しいと思っているから、自分と考えと違うものに出会った時には、必ずそれを否定する。だからいつまでたっても、自分の世界から抜け出せないのです。

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