サッカーの本田選手は、テクニックなどの面で言えば、それほど優れているとは思っていませんでした。もちろん日本人の中では素晴らしいものを持っていますが、海外の超一流クラスと比べれば、まだまだ劣っていると思っていたのです。
しかし本田選手のメンタルと言うか、気持ちの強さのようなものは、世界トップクラスだと考えていました。
例えばプロ野球選手など、年俸が実力以上に上がってしまうと、心理的負担が生じ成績が落ちてしまう傾向にあります。だから貰えるからと言って、貰えばいいというものでもありません。
しかし本田選手は実績などがまだ認められていないにも関わらず、ACミランの10番を自分から貰っている。普通の選手ならプレッシャーに潰されてしまうでしょう。それをものともしない図太い神経がある。
またテレビで見たことがあるかもしれませんが、フリーキックを誰が蹴るかで、MFメネズと口論となっても決して譲らず、その後シュートを決めています。
これも外せば相当バッシングを受けることになるので、中々出来ない事です。
「彼も蹴りたそうだったけど譲るところではなかったんでね。彼が(元ブラジル代表の)カカなら譲っていたかもしれませんけど」
と発言していましたが、ここは自分が蹴るべきで、シュートを決める確率が高いと考えたからこそ、信念を貫いたのでしょう。
それと面白いエピソードですが、高校1年生のある時、「上下関係なんていらんな」と言い出し、敬語を使うことを止めさせたそうです。笑
この辺が普通の人とは少し違う。