痛みを取って何の意味があるか

痛みがあれば、誰でもそれを取り除きたくなる。それは当然でしょう。しかし痛みには原因があって、それを変える事なく、痛みだけを取り除こうというのは、本当に意味のあることなのでしょうか。

スポーツをやっている子供であれば、体を痛めたりしますが、その原因は練習の仕方などにあり、だから怪我をするし、同時に間違った練習をしているということだから、上手くもなれない。

それなのにただ練習をしたい、休むことが孤独感に襲われるからと言って、痛みだけを取り除いて、本当にそれでいいのでしょうか。

 

目の前の問題を無視し、自分の都合のいい事だけを変えようとするのは、ただの我儘であり、もし親がそうさせるというのであれば、親が子供を我儘に育てているということでもある。

高校生ぐらいになってみないと、小学生ぐらいの段階では、分からないのかもしれませんが、当然そうした取り組み方は、プロになるなどということとは、全く縁の無い話で、単なる夢を見ているに過ぎない。

 

多くの人は夢を実現させるよりは、夢を見たいのであって、また周りの人と同じことをしていたい。

周りの人が皆プロになっているのであれば、その周りの人と同じことをしていれば、プロになれる可能性も高くなりますが、人っ子一人プロになっていないというのであれば、周りと同じことをやっていれば、当然プロにはならない。

例えばクラスの生徒が、皆不良のような生徒の集まりだとして、その生徒たちと同じような行動、勉強の仕方をしていて、東大に入れるでしょうか。

入れませんね。しかし極端に言えば、そう言う事をやっている。

 

最近悪魔などの話をしたりしていますが、別に悪魔の話そのものをしたいのではなく、本当の目的は、もっと自分の本当にやりたいものに取り組んで欲しいと思っているからです。

殆どの人が自分のやりたいものをやらずに、仕事でも育児でも勉強でも何でも、やりたくないものを嫌々、仕方なしに取り組んでいますが、そうなったのは、そうした教育をされて来たからで、またそうした習慣を、知らず知らずの内に植え付けられて来たからです。

だからそれを変えていくためには、今まで教えられてきた洗脳を、全部解いていく必要がある。

学校教育も世の中の仕組みも、ちゃんちゃらおかしいことが分かれば、やりたいことも出来るようになっていくでしょう。

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