毎年年明けは、食べ過ぎや不規則な生活など、不摂生が原因で体調を崩す人が多い。私の所で定期的に施術や指導を受けている人は、今年は大丈夫でしたが、知り合いなんかだと、風邪引いたという人はいましたね。
また最近も風邪が流行っているようです。
風邪というのは、一般的に悪いものだと考えられていますが、風邪を引いた後は歪みが取れたりしていることから考えると、風邪は体を治すためのものだとも考えられる。
と言っても、上手い風邪の治し方をしたりしないといけないので、いつもいつも体がスッキリしたりするものではなく、ツケが溜まるような風邪の治し方になることも当然ある。
風邪を引く前というのは、実は体に歪みが起きていて、それがある程度の所までに行くと風邪の症状が出たりする。
それで上手く風邪を引いて上手く風邪を治せれば、それが取れますが、そうでない場合は、ずっと歪みや体の問題のツケが溜まったままになるのです。
たとえば熱や咳などの症状は、風邪を治すためのものですが、それを過度に薬で抑えつけてしまうと、ツケが溜まってしまいます。
ですので、風邪の場合は、特に軽い時などは薬は、余り飲むべきものではありません。
風邪薬は、決して風邪を治す薬ではなく、あくまで症状を抑える薬なのです。これはお医者さん全員が知っていますから、「これを飲んだら風邪は治りますか」と聞けば、「これは症状を抑える薬ですよ」といった答えが返ってくると思います。
では、どうやって上手く風邪を治すのか?
ということですが、一般に簡単な方法としては、足湯です。
足湯と言うと、「それなら私もやっている」、という人もいますが、ただお湯で温めればいいというものではなく、消化器系の風邪なら膝下まで、呼吸器系の風邪ならくるぶしまで、というように症状によってやり方は異なる。
また風邪を引いて歪みがある時は、大抵片方は赤くなるけど、片方は赤くならずに白いままというような左右差があり、赤くなっていない方の足を、更に2分程度浸けることで、バランスを取る。
足湯をする時は、火傷をしないように注意するのは当然ですが、お湯の温度は普段入浴するより二度高くし、足湯の時間は8分で、お湯が冷めないように差し湯をすることと、片方だけをやる場合には、抜いた方の足を冷えないように、しっかり拭いておくことが大切です。
後は再び足をよく拭いて、水を飲んで寝る。
と、一口に足湯と言っても、色々細かいんです。
大分前に一度セミナーで足湯のことを話したことがありましたが、足湯だけで40分ぐらい話していたと思います。
それとこれも意外と知られていませんが、体温を測る時は、大抵片側だけですが、足の色に左右差が出るのと同じことで、左右の温度は違っていたりします。
歪みが起きている時などは違う。
それで、自分では苦しいのだけど、温度の低い側を提出していたら、「ちょっと熱はあるけど、大したことは無いですね」何て言われてしまうこともあるかも!?笑
私の周りも風邪を引いている人が多く、今日会った人も風邪を引いていた。
よく風邪を移したらいけないからと、気を使ってくれる人もいますが、そんなもの一々気にしていられないので、特に気にはならない。
実は私も、先週旭川に行っている時に風邪を引いた。
施術をしていて、何か体が重だるい様な感じで、これは私も風邪だなと。
で、足湯などは出来ないので、背骨に氣を通したら、1時間ぐらいで治りましたね。笑
大したことの無い風邪なら、こんな感じで直ぐ治ったりする。
だから健康な人で、「私風邪も引かないんです」という人は、実際には引いているのだけど、気になるほどの症状までにはならず、直ぐ治っちゃっているので、風邪を引いたとは思っていない。
逆に同じように「私風邪一つ引かないんです」と、自慢げに病気をしていないから健康だと思っていても、健康体ではなく、実は風邪も引くほどの力がなくなっている場合がある。
癌など大病する前段階で、似ているけど中身は全然違うのです。
ただそれは、心と体、生活習慣を振り返ってみれば、どっちのタイプかは直ぐに分かることです。
しかし後者のタイプは、余り振りかえったりするようなことはせず、自分は特別な存在で、不摂生しても大丈夫な体である、または不摂生に慣れ過ぎていて、不摂生をしているとは思わない、健康的な生活をしている、
と思っているので気が付きにくい。
そういう人は、健康関連の勉強もしないでしょうから、このブログを読んでいるのであれば、前者タイプだと思います。
というか、自覚できる程の風邪は、たまに引いているかもしれませんね。笑
でも、長い目で見れば、たまに風邪ぐらい引いておくといいですよ。