常に謙虚に

謙虚になりなさいとは、よく言われる。しかし本当に謙虚の意味を知ってる人は少ないし、謙虚であり続けることは難しい。

例えば年を取って少し偉くなれば、大抵の人は謙虚で無くなる。そうなると頭も悪くなる。

偉くなって、学ぶことを止めてしまう為です。

 

ある程度の地位、またある程度の成功を手にすれば、自分を否定し、新しいことを吸収しなくても、今までの貯金でそれなりにやっていける。また成功していると思っているから、それをやり続けようとする。

だからその人の成長は止まり、過去の人となる。

それでもいいのかもしれませんが、大きな成功や人生の成功は手にすることは出来ない事と、何かあった時に、立ち直ることが難しいこと、またどこか体が悪くなった時には、治せない事。

治すためには自分を変えなければいけませんが、偉くなってしまうと自分を変えることが出来ないので、治すことは出来なくなる。

 

長く教えている人には、常に謙虚であるようにと教えたりします。

長く教えていれば、それなりの考えを持てるようになって、結果も出せるようになっていきます。しかしそうなると、やっぱり人間だから勘違いも起こす。

例えば「あの人は才能がないと思います。」「向いていないと思います。」なんて言ってくることもある。

これのどこが謙虚じゃないのか、勘違いしているのかと言うと、それは裏を返せば、自分には才能があると思っていることですが、別に才能があって、今の様になれた訳ではなく、今の自分になれたのは、教えて貰ったからです。

 

才能がない、向いていないというような人でも、その人たちに同じように教えたとすれば、違う結果になっていたでしょうし、もし習っていなかったとすれば、他の人と何ら変わらない考え方、世界観であったはずです。

また人によっては、もっと呑み込みのいい人もいるかもしれないので、自分が特別優れてる訳でも、他の人が必ずしも劣っているとは限らず、そんな所を、凄いなどとは思うことは、勘違いに過ぎない。

もし自慢をするとすれば、出会えたことと、何年も通って習い続けたこと。

これであれば、他の人には出来なかったことなのだから、自慢してもいいと思います。また何か言われても、「先生に出会うことが出来た」とか、「私はずっと習いに行きましたよ」と言う事が出来る。

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