背骨がS字状のカーブになっていることは、知っていると思います。
腰が前湾し、背中にかけて後湾し、また首は前湾する。
このカーブが正常な人程、腰痛や肩こり、また病気にもなりにくく、反対にカーブが崩れていると、筋肉痛や関節痛、病気になりやすい。
老化していくと、カーブも崩れていきますが、若い内からカーブが崩れている人は、体は老化し、疲れやすくなっています。
肩こりで、ストレートネックと言う言葉が、知られるようになりましたが、これは頸椎の前湾が消失し、真っ直ぐになっている状態です。
そうなると肩が凝りやすくなると言われますが、本当はそうではなく、ストレートネックになる原因は、下を向くことが多いことが原因です。
そのために、頸椎が真っ直ぐになるのであって、勝手に真っ直ぐになったりはしません。
また肩こりだからストレートネックになるのではなく、ストレートネックになるようなことをしているので、肩が凝るようになるのです。
だからもし、ストレートネックと言われたことのある人がいれば、普段下を向くことが多くないか、また首を折り曲げるようなことを、していないかどうか、気を付けて見てください。
今は運動不足だし、パソコンもスマホも使うので、下を見る機会が圧倒的に多くなり、ストレートネックになっている人は増えていますが、子供がストレートネックになっているのが気になります。
小学生がストレートネックになっている。
私の所に来る旭川の子供は、ストレートネックになっていることが多いです。
と言っても、肩こりなどの自覚症状があるとは限らない。自覚症状は問題ではありません。
今は、姿勢について言われなくなっているし、いつでもどこでもゲームしたりしているので、ストレートネックになっていると思います。
自覚症状がないので見過ごしてしまいますが、今の時代では、性悪説的に考えた方がいいので、自分の子供もまずそうなっていると、考えた方がいいと思います。
放っておくと目も悪くなるし、スポーツでは怪我をしやすく、また首回り、肩周りの凝りも取るのも大変になるなど、問題を抱えることになりやすいので、早めに治してください。
それとついでに言えば、小学生で肩こりを訴えるのであれば、原因はストレスです。そのストレスの原因として、一番多いのは親。
次に学校でしょうか。しかし私の感覚としては、学校でストレスがあっても、肩こりにはなりにくいです。
もし子供が肩が凝るなら、その原因は親にあり、親がストレスを抱えている可能性が高いです。子供に反射するみたいな感じですね。
ストレスを抱え込まないで、ストレスを発散させるようなことや、マッサージを受けるなど、リラックスすることに努めて下さい。