大人が集まっている所に、とてもかわいらしい女の子がお母さんに連れられてきました。
小学二年生ぐらいかなと思いましたが、三年生らしい。大人しくちょこんと座っています。ご飯や飲み物をよそってあげると、毎回お礼も言うとてもいい子です。
ただ大人は子供をからかったりするものですが、そうした冗談めいたことを言われると直ぐに泣いてしまう。それも声を出さず静かに泣くんです。また何度も泣いている。
大人に挟まれて座っているから、お母さんがこっちにおいでと言っても、そんな訳ないのにここでいいと言う。
こころが非常に優しい性格なんですね。
こんなこころの優しい女の子を見ていて、私もこころを痛めてしまいました。
優しい性格の人は、自分を責めてしまいます。
この女の子と話すことは出来ませんでしたが、この子も私がみた感じでは自分を責めている。こんなに小さいくても自分を責めているんです。
普通だったら何かあれば、だだをこねたり、声を上げて自分を主張する。またお母さんの所に行って甘えたりする。そういうことをしない。
何かあれば自分のせいだと考え、そうならないように自分を犠牲にした行動を取る。
自己責任であると考えることは重要なのですが、自分を責めてしまいがちなのは、自分の責任でないものまでも、責任を感じてしまいます。
それの反対が何でも人のせいにする人ですが、自分の責任はそれの中間、中道です。
自分を責めても仕方がない。
また自分が余計なことまで責任を負おうとするのは、傲慢な考えかもしれず、自立させる機会、気づく機会を奪ってしまう事になるかもしれない。
自分を責めがちな人は、もっと楽に楽観的に、広く外を見るようにしてみてください。