腰が抜けた姿勢

腰が抜けた姿勢と言っても、ピンと来ないかもしれませんが、腰が抜けた姿勢をしている人は、猫背で姿勢も悪く、腰痛や肩こりなどがしやすい。

また疲れやすいため立っていることも苦手で、ストレスも抱えやすく、抱えている。

腰というのは、体の要です。

その要が抜けて、無くなっていると、パワーも気力も出すことはできないし、その体で何かを頑張ってやろうとすると、非常に疲れて負担がかかってしまうのです。


 

昔のお母さんは、一日中働いていて、一体いつ休んでいるか分かんないような感じであったにもかかわらず、愚痴一つ言わなかったりしました。(個人差あり。笑)

しかし今のお母さんには到底無理な話で、子供の送り迎えだけで疲れてしまいますが、これも一つは、腰が関係しています。

 

また腰、つまり体の要がないというのは、やりたくないことをやり続けた結果だったり、嫌なことがあって向き合う事をしたくないから、本体や本心ではなく、表面的な所で対処しようとしていることを表現しています。

生き生きしていて人生を楽しんでいる人は、腰が入っていますし、腰が入っていなくて、心からやる気を出すとか、本気で向き合うというのは無理なのです。

 

親からやりたくない事を押し付けられて来た子供などは、腰が抜けて姿勢が悪くなっていたりしますが、逆に言えば姿勢を見れば、親子関係が上手く行っているのかとか、やりたいことが出来ているのかということも分かる。

また姿勢と言うのも、ただ胸を張るとか形を現しているものではなく、姿の勢いとあるように、姿(形orフォーム)+勢いが姿勢です。

姿勢に勢いを感じられれば、元気、やる気、気力があり、逆に無ければそれがない。

肩を落とした姿勢なんかは、勢いがありません。

 

腰が抜けているかどうかを調べるには、普通に立っていて貰い、もう一人の人が頭の天辺を真下に力を加える。

この時自分の都合で斜め下方向にならない様、真下に力を加えることと、抑えて貰う人は、その力を筋力で耐えようとなどせず、ただ立って何もしない事です。

(やり方が悪かったり、余り強く押し過ぎたり、元々腰などが悪い人に行うと、首や腰を痛めてしまうので、もしやる場合は注意しながら、自己責任で行ってください。)

 

腰が入っていれば、ただ立っているだけでもびくともしませんが、腰が抜けている人は腰の所でくにゃっとなる。

それだけ弱いのです。

また腰が抜けている人は、筋力を余計に発揮して力を出さなければならない。

スポーツでも、こうした体の土台が崩れている状態で、筋トレなどでパワーを付けようとしても、それは傾いた家の外側を張りぼてで補強しようとするようなもので、たとえ頑張って筋力を付けたとしても、土台がしっかりしている人にはかないません。

 

体の不調を訴えている人は、腰が抜けていることが多いですが、子供も姿勢が悪いというだけでなく、腰が抜けたりして、まともに立つことすら出来なくなっている子供を時折見かけます。

学校でやる気を付けの姿勢が出来ず、片膝が曲がっていたり、真っ直ぐ立ってられないのです。

「よくそこまで放っておいたな」と思いますが、テストの点数なら誰でも分かるけど、そうしたことは普段からよく観察していないとよく分からないし、気づいたとしても、どうしていいのかも分からないのでしょう。

また歪みが酷くなってまともに立てなくなっている小学生が、親子でプロアスリートを目指している、何ていう事もありますが、世の中、中々難しいものです。

 

あなたや子供の腰は大丈夫ですか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>