今、一流を育てることの大変さを知って貰おうと、イチローの育て方をブログで書いていますが、子供をプロや一流に育てるにも、大学に行って会社勤めをさせるにしても、子育てで重要なことは、親が力まない事です。
力むと上手く行かない。
頑張り屋さんの親は、子供のために頑張らないといけないものだと思っています。しかし、頑張る必要など全くありません。逆に頑張るから、空回りして上手く行かなくなる。
スポーツでも頑張る親、力む親が、子供に教えたら、間違ったことを教えたり、子供に無理をさせるため、親自身が子供の才能、素質を潰すことになります。
イチローのお父さんにしても、毎日大変なことをしていて、頑張ったかもしれないけど、頑張ってはいない。
つまり好きだからやっていただけなので、やりたくないこと、またやらなければいけないと、無理して頑張ってきたのではない。
もしやりたくないのにやっていたのなら、そんなことは出来なかっただろうし、イチローもプロにすらなれなかったでしょう。
スポーツの努力は、やればいいものではないありませんが、子育でも全く同じです。
親が一生懸命になれば、必ずいい結果を生むのではなく、親が一生懸命になったために、かえってそれが子供にとって悪いことにもなる。
周りを見れば、親が一生懸命になって、子供は全然楽しそうにしていなかったり、子供をダメにしているのを見たことがあると思います。
しかし、周りのことはよく見えるものですが、一生懸命になってしまうと、自分のことが見えなくなる。
親が頑張ればそれがストレスになって、怒りっぽく神経質になる。それが子供に色々と影響してしまう。怒ってしまったり、ヒステリックになったり、八つ当たりしてしまったりなど、色々あるでしょう。
またもし子供がストレスを受ければ、そのストレスを解消させなければならないために、学校でいじめをするようになるか、病気になる、などといったことが起こる。
親は頑張るのではなく、もっと楽に肩の力を抜く。
もし既にストレスを抱えているのなら、マッサージを受けるなどして、ストレスを解消させる。それが子供のためになる。
ストレスがなくなれば、ニュートラルな状態になって、子供のことがよく見えるし、人の話も素直に聞くことが出来ます。
頑張らなければいけないと思っているのは、間違いです。
リラックスし、力まないで子育てをすれば、上手く行く。