未来予測力 2

直観力は現代人には難しい所がありますが、知識的なことであれば、やる気さえあれば誰にでも出来ます。

例えば子供をプロアスリートに育てたいと考える。また子供自身がプロになりたいと考える。

そんな人に、「プロになれるはずがない」と言えば、「あんたに何が分かる?やってみなければわからないだろう」と怒るはずです。

 

「プロになれるはずがない」と言う人にも、ただ確率的な問題やイメージで、何の根拠もなく言っているドリームキラーと、経験と知識から言っている人の二つのパタンがありますが、いずれにしても、知識経験感性がない人にすれば、「やってみなければわからないだろう」と怒り出す。

本人にすればまだ失敗を経験していないから、やってみなければわからないだろうと考えるのですが、それでは失敗するまで何もわからないし気が付けない。後戻りも出来なくなる。

 

未来を予測できない人、成功できない人は、思考が自分中心、また自分から未来に向けた思考です。矢印で言えば、「 ⇒ 」こういう感じ。だから先を見ることが出来ない。

反対に未来が予測できる人、成功する人は、時間軸が違っていて、未来から逆算して考える。プロを目指すのであれば、「じゃあどうすればいいのか」と逆算して考える。またそこから過去のデータを集めたり、歴史を勉強することによって、同じような失敗を繰り返さない様にする。

そうした経験や知識のある人にとっては、どうすれば成功するのか失敗するのかが分かっているから、その人自身がまだ成功や失敗しなくても、ある程度の予測がつくわけです。

しかしほとんどの場合は、自分中心に勝手に未来像を描き出してしまう。またそれは、自分にとって都合の悪い情報は排除し、自分の自由に想像することが出来るから、とてもワクワクする。

 

例えば一歳、二歳ぐらいの子供がいれば、将来のことを考えると、とてもワクワク出来ると思います。これが高校生ぐらいになると、何となく先は見えているから、ワクワクするかと言われれば、ワクワクは余りない。

プロのアスリートに育てようとして、ほとんどの人がプロになれていない事実などを知ろうとせず、自分の好きなようにやることが、一番ワクワクできる。

ただ筋トレをやりさえすれば、パフォーマンスが上がる、プロになれるかもしれない、そういう風に考えることが、頭を使わなくてもいいし、自分を否定しなくても済むし、自分の好きなことが出来るから、楽しく過ごせる。

がんで抗がん剤をする。するしないは自由だし、考え方もそれぞれではあるけど、大抵の場合は、いい方だけ見て、それにかける。悪い方の情報は余り見ようとはしない。

 

もし未来を予測したいのであれば、自分出発の思考ではなく、逆算的な思考に切り替える必要がある。

今が幸せだから未来も幸せ、今健康だから将来も健康、今収入がいいから将来はもっと増えるだろう、今上手いから将来はもっと上手くなるだろう。そういう考えは、過去の歴史から考えてみても、その人だけが栄光が続いていくとは、ワクワクは出来ても、未来の保障にはならない。

知識や経験でなくても、感性や客観的、もっと上、また広く物事を考える俯瞰的な見方のどれかを使って、逆算の思考が出来るとっかかりにし、それがわかったらそれらをより強固にしていく。

それに直観力が加わったとすれば、未来を予測できる。

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