抽象的な言葉の説明は難しいですが、またゆとり世代などは別かもしれませんが、日本人は頑張ることが大好きです。しかしその頑張りは、多くの場合やった気になるだけで、残念ながら無駄な頑張り。
無駄なことばかり頑張って、肝心な所を全くやらないなんてことが、当たり前に起こっている。
スポーツで言えば、一流のアスリートは柔らかい筋肉をしていると聞いたことがあると思います。施術をしていても柔らかい筋肉をしている選手もいれば、そうでない選手もいる。
昔そうした選手とそうでない選手の違いは、遺伝なのだろうかと考えたこともありました。しかし次第に遺伝や才能といったものではなく、身体の使い方などによって、硬くなったり柔らかくなったりすることが分かってきました。
プロや一流のアスリートは、イメージ的に言うと楽に一生懸命、また楽に頑張って限界まで追い込むトレーニングを行うような感じですが、そうでないアスリートは、頑張って頑張る。
だから直ぐ疲れるし、疲れるやり方だから力も出なければ、パフォーマンスも低い。そんなのだから直ぐにパンパンに張るし、オーバーユースになって怪我をする。
多くの選手は、無駄に頑張っているからダメなのです。
このブログを読んでいる人なら、努力はただやればいいものではないと、何となくは分かっていると思いますが、多くの人はただ頑張ってやりさえすれば、その先に希望があると思っているでしょう。
またやっかいなのが、成功者や一流のアスリートたちが、「努力は裏切らない」何て言うものだから、頑張ってやればいいと思ってしまうのですけど、そうした人たちは、努力の仕方を分かっている上で頑張っているのであって、それを分からない人が、頑張った所でダメな訳です。
だからこそ上手くいく人といかない人がいる。