これも何かの縁

人との出会いは、縁。

人と出会う時、ただの偶然と言うのではなく、何かがあって引き寄せあって出会う。それが縁なのでしょう。

例えば同じ高校や大学で出会ったのであれば、同じぐらいの学力があるなど、何らかの共通性があって出会う。またその中でも気が合うなど、より強い共通性などがあれば、他の人以上に引き寄せあう力が強くなって、更に親しくなったりする。

 

本気でプロアスリートを目指すとする。

そうするとその道に導いてくれる指導者に出会い、指導を受けることが出来たりする。

しかし逆に本気ではなく、ただ目指しているというのであれば、運よく優れた指導者に出会ったとしても、自分が求めているものとは違う為、また指導者にしても教える対象者が違う為、出会ったという事実だけで終わる。

 

また、「自分はこの方法で努力するんだ!」

と自分の考えを強く持っていることがよくありますが、それがたとえどんなに強い思いであったとしても、正しい努力、プロになる努力だとは限らず、間違っていることもある。

それがもし間違っていた場合、自分の考えや主張を変えなければ、当然間違った努力をやり続けることになり、自分の考えや主張との結びつきが強くなる分、逆にプロのご縁とは遠ざかる。

 

同じ人物に出会っても、

「ある人はあの人は凄い人だよ」と思うかもしれないし、「別に大したことは無い」と思う人もいれば、「凄くいい人だ」と思う人もいれば、「いやな人だった」と思う人もいるというように、人によっては印象は大きく異なります。

知識、経験、感性、性格などがそれぞれ違う為に、同じ人であっても、印象が大きく異なってしまうのです。

 

それと自分の態度によっても、相手の態度も変わるため、相手の行動は相手そのものに問題があるのではなく、自分の行動を映し出したものであることもある。

例えば自分が礼儀正しく接するのであれば、それ相応のものが返ってきやすくなるし、礼を欠いているのであれば、またそれに合ったものが返ってくる。

もっと分かり易く言えば、プラスのものを相手に与えれば、必ずプラスのものが返って来るし、無意識的にでもマイナスのものを与えていたのであれば、マイナスなものが返ってきてしまう。

その場合、相手に問題があるように思えても、実は自分に問題がある事もある訳です。

 

そうしたことによって、どういう人と結びつきが強くなるのか、繋がりやすいのかが変わっていきますが、その延長として縁というのも生まれ、どういう縁になるかも変わってくる。

 

それと縁というのは、大抵誰か人のことを考えますが、人だけではなく、腰痛や病気なども一つのご縁で、そのご縁を大事にしなければなりません。

と言っても、いつまでも大事に大事に病気を抱え込むということではなく、

「それと出会ったのはどういうご縁があったのか、成る程、生活習慣がよくなかったのか、私はストレスを抱え込み過ぎていたのか、じゃあこれからこういう考え方、こういう行動に改めよう」

とすることが、ご縁を大事にすることで、本当の意味で病気も治り、いい方向へ向かうことが出来ます。

 

嫌だから無視する、見なかった事、無かった事にする、逃げる、自分を変えないというのは、ご縁を大切にしていません。

それでは物事は好転せず、ご縁を大切にしていないだけではなく、自分自身を大切にしていないことでもあります。

病気をしているなら、自分を守っているのではなく、絶対に治らせまいぞと、病気をしっかり守るよう感じで、自分を守っているようでも、実は全く守れていないのです。

 

折角のご縁を大事にしていきたいですね。

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