何もしない方がいい発想

何もしないことは不安なもので、何かしたくなる。また何もしないよりは、した方がいいと考える。

スポーツであれば、子供にランニングさせたり、筋トレさせたり、素振りをさせたりしますが、それがパフォーマンスを低下させる原因になるとは、中々思えないものです。

素振りが絶対悪いものではありませんが、少なくてもやればいいというものではないことは、わかっていなければならない。

 

スポーツで安易に考えたものをやらせるのであれば、家でファミコンでもしていた方がよっぽど上手くなります。

携帯ゲームは目も姿勢も直ぐ悪くなるのでよくありませんが、余計なことして体に疲労を溜めたり、力む癖がついたり、その結果怪我をするようにもなるので、体を休ませてゲームでもしていた方がマシなんです。

少なくても旭川でどこか痛めてきた学生などには、オーバーに言えば今までやっていた練習は、全て止めさせて、それによってパフォーマンスを上げてきました。

こうしたことは、経験しない限り分からないでしょう。

多くの人はプラスすることしか考えませんが、それ以上にマイナス要素を減らすことの方が重要。

 

また「間を作る」ということは、とても難しいことですが、不安に駆られるような事態に直面した時、何かしなければならないと、いてもたってもいられなくなる。

それで余計なことをやってしまう。

不安な時、心配している時、焦っている時など、自分の状態が正常ではない時は、正常な判断は中々出来ません。

「これが落ち着いていられるか!」と言う具合に、何かやっていないと気が休まらないし、「これをやればあなた助かりますよ」と言われれば、直ぐそれに飛びつくものです。

 

そうならないために、まず頭の中にやらなない方が効果が高いこともある発想を入れておくことと、「これそうかな?」とか「このことかな」というように、少しずつ経験していくことです。

もしくは周りを見ていれば、余計なことして失敗している人は、よく目につくと思います。

そういう経験を多く積んで行けばいくほど、何もしない方がいい、余計なことはしない方がいい、何かすれば逆に悪くなることもあるなどがよく分かっていきます。

がん治療にしても何もしない方がマシなこともある。

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