偽物と思っているものが本物

本物であれば、それを本物かと思うかと言えば、今度は本物を偽物だと考えてしまう。

残念ながら世の中は、添加物で作られた食品が溢れているように、偽物が多く出回り、本物と接する機会が余りありません。

偽物のようなものばかり触れ合っていると、それが本物のように思ってしまい、それとは違う本物を偽物のように思ってしまうのです。

 

例えば、味噌汁のだしでも、化学調味料を入れることに慣れてしまうと、その味が本物のような気がしてしまい、天然のだしを使ったものの方が、おいしく感じないことがある。

紹介した安倍司さんの動画でもありましたが、着色料で色鮮やかにしたお弁当の方が正解で、そういったものは一切使わない、茶色っぽい色合いの健康的なお弁当の方が、ダメなような気がしてしまう。

 

また添加物を使った安い食品は、それこそが主婦の味方であり、添加物を使わない分、値段が高い食品を提供している人は、主婦のことを何も考えてくれていないと考えたり、

添加物を使った料理を作ることに慣れてしまえば、それを使う事が当たり前、正解で、添加物を使わないで料理することなどは出来ない、間違っていると考える。

 

人間関係においても、周りにいる人が、自分に都合のいい事しか言ってくれないような人たちばかりなら、自分のことを本気で考えてくれる人に出会った時、逆にその人だけを避けてしまう。

また中身を磨くことをしてこなかったのなら、見た目の外見や経歴などで判断し、中身を見ること、本物を知ることが出来ない。

例えば、謙虚ぶっている人が謙虚な凄い人であると考え、本当に謙虚な人を、出来ない人、間違っている人、自信が無い人だと考えてしまう。

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