スポーツにしても挨拶をしっかりしなさいなど、日本は礼儀を大事にしていたりします。
昔の部活などでは、「先輩に逆らうな!」のような、上下関係など、礼儀と言うより形になっていましたが、本当はそれが大事だったのではなく、
礼儀を大事にすることで、実はスポーツのパフォーマンスにもつながるので、そう言われていたんです。
プロで活躍したアスリートが、子供たちによく挨拶など、技術以外の指導をするのは、その重要性がよくわかっているからです。
しかし昔は、形式ばった所にいきがちだったことが問題でしたが、現代では形式も失われ、礼儀も失われてきています。
例えば武道は礼儀を重んじる所がありますが、柔道もJUDOになって、スポーツ化し、礼に始まり礼に終わるといった考えが、無くなってきました。
また昔は、学校の先生は尊敬されていましたが、学歴も親の方が上となったり、また先生らしくない先生も増えたり、そして直ぐ文句を言える、言う時代となって、尊敬することがなくなりました。
尊敬がなくなると、どんどん礼儀も無くなっていく。
家族の間でも、お父さんは邪魔者扱いされてしまったり、子供との関係も尊敬ではなく、友達のようになっている。
そうすると親が礼儀を教えることは、出来なくなるし、また親自身が礼儀が出来ていない、わからないとなれば、それも子供に教えることは難しいでしょう。
例えば姿勢について、親自身が気にしなくなったので、子供にも余りうるさく言わなくなったと思います。
またネット社会では、パソコンを通じてしまうと、普段人と会って話をしたり、手紙を書いたりするのとは異なり、いい加減になってしまいがちです。
そんなこともあって、礼儀が失われていっています。