全ては自分で選択している

生きていれば、色々と不満もあるかもしれない。

残業が多い、給料が安い、上司がろくでもない、旦那がどうしようもない、学校の先生や部活の先生が全然ダメ、かまって貰えない、いいサービスを受けられない、などなど色々あるでしょう。

しかしそうしたことはあっても、それらは全て自分で選択している。

会社に不満があるのであれば、会社を辞めればいい。だけど辞めないのは自分でそれを選択している訳です。

 

サービスにしても、あるFXの達人は「おもてなしは差別をすることだ」と言っていましたが、人は誰もが見た目で判断するように、服装によっても受けられるサービスが変わるし、価値の分かる人分からない人でも、サービスは変わる。

当然態度の悪い人であれば、誰だって気を悪くしますから、自分だけでなく店員にしてもそれは同じ。

また自分では悪い態度を取っているつもりはなくても、相手に悪い印象を与えてしまうこともあるでしょう。

 

私は、姿勢の悪い人はやる気がない人だと判断していますが、本人にすればやる気があると思うと思います。

しかしいくら本人がそう思っても、姿勢が悪い、腰が抜けていたりすれば、その人の能力を発揮することは不可能で、知らず知らずの内にも、その姿勢のエネルギーが周りに影響を与え、エネルギーを停滞させてしまうことになる。

姿勢のことは分からないかもしれませんが、姿勢だけでなく表情などでも、笑顔の素晴らしい人であれば、何にもしなくてもいいものが集まってきますし、そうでなければ逆のものが寄ってきやすくなるのがあると思います。

これらも全て自分で選択していることになる。

 

逆に言えば、自分で選択することも出来るということでもあります。

もしいい方向に変わりたい、いいサービスを受けたいと言うのであれば、自分がそうなるような選択をし続けて行けば、誰だってそれが出来るようになるでしょう。

人は一日生きるだけで、数えきれないほどの選択をしています。

朝ごはんを食べるのか食べないのか、何時に食べるのか、何を食べるのか、何から食べるのか。朝ごはん一つだけでも、無数の選択をしている。

 

今までと同じ延長で選択し続けていれば、未来も今と同じようになるだろうと予測が出来ます。だからこそその予測の下、日々行動していると思います。

しかし病の進行など、悪いことが積み重なっていくことは、自分では気が付けなかったりするので、同じような選択をし続けていると、今よりも悪くなったりすることもある。

少なくても、筋力や体力、柔軟性などは低下していくのだから、それを補う何かを身に付けて行かなければ、年と共にどんどん悪くなっていく可能性も持っている。

 

どんな人であっても、いい方向に選択が出来れば、人生は好転するはずで、例えばドラえもんの道具か何かで、完璧にいい選択が出来たとすれば、わずか一週間か、一か月ぐらいの期間でも、全く違う人生になったりもするでしょう。

ただドラえもんはいないから、選択は自分で判断して選択しなければならない。また神様でもないから、完璧な選択は出来ない。

だけど、どれを選択していけばいいのだろうかということは、学んでいくことは出来る。

 

多くの場合、自分というのがあって、自分に合わせた行動を取ります。

FXで言えば、相場に自分を合せるのではなく、これから上がる、下がると考え、その考えを相場に押し付ける。

スポーツの練習や子育てでは、正しい努力や自然の法則が何かを知ろうとして、それに則った努力をするのではなく、自分が考えた努力をやって、それでダメだったら才能の問題にする。

合気道で言えば、相手の手首を持って受けを取る時に、最初に自分が突っ立った状態を崩したくないから、手の密着を離して、突っ立った状態を維持しようとする。

そうではなく、手首を持って、そこから相手の動きに合わせて、足先までその力を伝え、自分が相手の動きに体勢を合わせるのが受けで、これが居ついていない体。

 

自分という我が強くなると、心と体が自分の考えや現在の状態に居つき、周りに合せることが出来なくなります。

一般に合わせると言うと、悪いイメージを持つかもしれませんが、自分を崩して合わせれば、当然身も心も疲れ果てますが、自分を崩さずに合わせる様にすれば、自分も相手も楽になり、何事も上手く行く。

またそうしたような選択が出来るようになって来れば、自分も周りも変わっていく訳です。

 

自分が筋トレはいいと考えた。

何かは考えなければならないのだから、別にそう考えたっていいでしょう。しかしそれをやることによって、どういった体の変化が起こっていくのかを、分析して検証しなければならない。

それがたまたま合っていたのであればいいのですが、分析したり検証したりしないと、どんなに本にいいと書いていたり、一流のアスリートがやれと言っていたとしても、間違っていることや自分に合っていないこともあれば、自己解釈してしまっているかもしれないのです。

 

知識や経験は最初からあるものではないし、最初から正解が分かるはずがない。だから取り敢えず、自分がこうだと思ったものをやってみる。

しかしそれはまだ、自分がそう思ったと言うだけで、正しいかどうかは分からない段階。これが妄想の王様みたいな人だと、自分がそう思えば正しいんだと考える。

その根拠は、自分が正しいと思ったから。

 

最初にこうだと思ったものは、まだ仮説の段階に過ぎず、それを検証して確かめる。それで間違っていたことが分かれば、それをやらなければ上手く行くという事だし、また合っていたのであれば、それをやり続けることによって上手く行く。

その繰り返しによって、徐々にいい選択が出来るようになる。

それを仮説だと考えずに、自分が正しいと言う発想の下で選択し続けると、FXで言えば、自分で上がると思って買ったら大損こいた。だからFXは怖い。やらない方がいい。

みたいな最初から最後まで、自分勝手な自己解釈や妄想になってしまう。

FXのことをよく勉強してもいないのに、「FXはこうですよ」と言ってしまうのです。

これはスポーツでも何でも一緒。

 

自分の考えなんかはどうでもいいのです。そう考えただけで、そう思っているだけで関係ない。

特に何か上手く行っていないと言うのであれば、自分の考えや選択が間違っているのだから、それを修正していく必要があるでしょう。

と言っても、既に説明したようにどんな人であっても完璧には出来ないし、直ぐには変われないから、少しずつ時間をかけて変わっていけば問題ない。

ただ方向性が間違っていたのであれば、それを早めに修正しなければ、修正がきかなくなるでしょう。

 

子供なんかはあっというまに成長しますから、早め早めに手を打っておかないと、気づいたら高校になって大学になって就職する。

まぁ別に、プロにならなくても、怪我をしても、偏差値の高い高校や大学に行かなくても、親子が上手く行かなくても、大した問題でもないと言えばないですが、社会や世間だとかに惑わされず、自分がやりたいと思う事に対して、素直な気持ちを持って行動すればいいだけです。

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