失敗を想定した練習

昨日世界卓球見ていました。

女子シングルス1回戦で、伊藤美誠(みま)選手がコロンビアのメディナという選手と戦ったのですけど、ちょっと面白かったのが、そのメディナ選手が、ラリー中届かないと思って、ラケットを持ち替えたんです。

これは面白いですね。

卓球では、ラケットを持ち替えての練習をするのも、面白いのかもしれない。

伊藤美誠、堂々のシングルスデビュー

 

ゴルフでは、後ろ打ちを練習する選手がいます。

林などに入ってしまった時、普通のスイングでは打つことが出来ず、時には後ろ向きなどで出さなければいけない事も出てきますが、それを想定した練習をしているんです。

またイチローにしても、外野から送球を行う時には、ボールの縫い目に指がかかれば、問題ありませんが、そうではない場合、持ち替えるのに時間がかかるか、暴投してしまうかのどちらかになる。

そのため、それを想定し、わざわざ縫い目を外した送球練習も行っています。

しかしこういう練習は、ほとんどの人はやらない。

 

ほとんどの人は、試合でミスをしないことを願っている。ミスしない様にと練習する。

しかしいくら願った所で、ミスはするし、練習したってミスはする。

プロ野球選手だってミスをするのに、それ以下の技術の選手が、ミスをしないことなど、あり得ないのではないでしょうか?

甲子園でも焦って暴投して無駄に失点してしまい、負けてしまったチームを見たことがあると思います。

ミスをしないことを願うとか祈るとか、臭いものに蓋をするような考えを持つよりも、「ミスはするものだ」という前提で、ミスした時にどういった対処をするのか、といった練習をすることの方が重要です。

そうした練習を行っていれば、試合でミスしたとしても、慌てることなく対処が出来、最小限に食い留めることが出来る。

練習はいいことばかり考えるのではなく、失敗を想定した練習も行う。

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