総理大臣にはなれない

総理大臣になりたいと目指している中学生に、「お前が総理大臣になるのは無理だ」と言えば、「なんであなたにそんなことが分かるんだ!」と怒り出すでしょう。

確かに総理大臣というのは、一人しかなれないし、毎年なる人が誕生する訳でもないから、プロアスリートになる以上に、確率的には相当難しい。

しかし確率的に難しいことを言っているのではないのです。

恐らく総理大臣になりたいのであれば、東大など難解な大学に合格して、政治を勉強するなどのようなものだと思いますが、それは自分が勝手に考え出した考えで、そんなことをした所で、総理大臣には絶対なれない。

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これを見るだけでも、「岸信介」「吉田茂」「宮沢喜一」「鈴木善幸」「橋本龍太郎」「福田康夫」「佐藤栄作」「鳩山由紀夫」は、みんな親戚どうしだということがわかります。

そうしたことが分かると、そうした血筋がなければ、総理大臣になる事は難しいのではないかと考えられる。

そうしたことを言うと、「俺は親戚ではないからなれないんだ」と、諦めがちですがそうではなくて、もし本気で総理大臣になりたいのであれば、そうした事実を踏まえて、色々考え努力していくことで、道が拓けていく。

 

何でも自分で勝手に考え出して、努力するのではなく、総理大臣なら総理大臣をよく調べて、そこから努力するようなことをしなければ、的外れの努力で終わってしまうのです。

どういった努力をしなければならないのか、それに則って、またそのためにはどうしたらいいのかを考えて努力する。

プロアスリートにしても、何かの目標や夢を叶えるにしても、なんでもそうです。

それが多くは、一生懸命努力すれば何でもいいと思っているし、「その努力の方法じゃダメなんじゃないの?」とでも言えば、努力には質があることが分からないから、一生懸命やっていない事を指摘されたと勝手に解釈し、「私は一生懸命やっているんだ!」と言う。

 

何事も準備が大事であると言われますが、努力にしてもどういう努力をしなければならないのかを、努力する以前に勉強する必要があり、そうでなければ、航海図もコンパスも持たず、また丸太一本で航海するようなもの。

本人にすれば、手で一生懸命漕いでいると思う。

しかし丸太一本にまたがって、手で一生懸命漕いだ所で、たかがしれてるんじゃないでしょうか。

これは一生懸命やっていなかったとか、才能の問題だったとかではなく、努力の質、努力のやり方、準備の問題。

一生懸命努力なんかしてしまうと、その人はもう後戻りが出来なくなって、修正出来ませんから、努力をする前に、どういった努力をすべきなのか、また努力には質があることをよく理解しておくといいです。

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