想像力があるか?

どんな分野であっても、トップレベルを目指すとすれば、想像力が貧しければ無理です。なぜならトップになるような人たちは、新たな方法や理論を考え出したり、取り組むことで、他の人とは全く違う結果を出しているからです。

誰かが考えたものに従っているだけであれば、皆がそれをやるのだから、余程素質や才能、体格、環境などに恵まれていなければ、トップになる事は難しいし、また世界新記録を打ち出したり、歴史を覆すほどにはなれない。

 

しかし学校教育は、想像力を奪う機関になっているので、もし想像力を身に付けたければ、ロビンウィリアムス主演の映画「いまを生きる」のような先生に出会うか、学校の先生の話を全く聞かないようにするか、また課外で想像力をはぐくむような何らかの取り組みを続けるかなど、個人的な取り組みが必要になる。

世の中の人たちは、枠からはみ出るような人間を良しとしないし、自分の考えとは違う行動する人、考えを持つ人を排除しようとするのです。

そうした中で自分だけ、想像力を維持することは大変なこと。

想像力は子供には皆持っていますが、成長するにつれ、大人たちにそぎ落とされてしまう。

 

スポーツにしても、勝ち方を徹底的に教えさえすれば、ある程度の所まで勝てるようになる。しかしそうなると、自分で考えるプレー、想像力のあるプレーが出来ないので、大人になった時には、全く通用しない。

でも親は子供が勝つ所をみたいし、今勝てば後でも勝てると思って、知らず知らずの間に子供たちの想像力を奪っていっている。

 

もし想像力を奪っていなければ、もっと多くの人が持っているはずですから、それがないというのは、大人たちが奪ったからで、自分はそんなことはしてないと思っても、想像力のある人が少ない以上、奪っていると言えるでしょう。

もしくは自分はそんなことはしていないというのであれば、自分を除く9割の人になるでしょうか。

何でも押し付けますからね。もしくはあれこれ教える。

教えたら無理ですね。だから教えないで教える様な教え方をしないといけないし、押し付けるのではなく、子供が何に興味を持っているのかを観察し、それを軸に遊びの延長で教える。

教育ママみたいな教え方は、同じような人に教えるにはいいですが、想像力のある人にはクソつまらない。

これは蛯名健一さんという方のアメリカのオーディション番組でのダンス動画。中々面白いと思います。

ダンス自体は同じレベルのダンサーは山ほどいると思いますが、人気になったのはダンスのスキルではなく想像力。

ジャッキーチェンもカンフーで言えば、もっと上手い人もたくさんいますが、想像力を持っている所が違う。

もちろん大人でも想像力を高めることは出来るので、そのためにはこうに決まっているなど、自分の考えを過信したり、自分とは違う考えを直ぐに否定したりなどせず、柔軟な受け入れ態勢を作ってさえあれば、殊更高めようとしなくても、自然とついてきます。

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