スポーツもやりさえすれば、子供にとって必ずプラスに働くのではありません。
健康を害することもあれば、会社と同じように人間関係の問題があったりなど、いい面だけでなく、悪い面もあることが、分かって貰えたと思います。
では本題の
「子供の我儘でもっと強く、もっと上手くなりたいと思っているかもしれない」
ですが、
それは強く上手くなろうと思うこと自体が悪いというよりも、その過程、またどういった気持ちでそう思っているかが重要で、それによっては我儘になってしまう、我儘を助長してしまう、我儘に育ててしまう恐れがあるという事です。
例えばドラえもんに出てくるのび太が、ジャイアンに勝ちたい、テストでいい点を取りたいと思ったとします。
その時に、ドラえもんの道具を使ってそれを達成したとしても、それはのび太自身にとって本当にいい事ではなく、ただの我儘になってしまう。
同じように毎日好きなだけ食べて、飲んで、運動もしない。それをサプリメントを飲んで痩せようとするのは、我儘です。
腰や膝が痛くなった、病気になったといった時に、原因である生活習慣を変えることなく、薬や整体だけで治そうと考えるのも我儘。
また長年の症状を直ぐに治そうと考えるのも我儘ですが、そういったことはスポーツにも当てはまる。
試合に勝ちたい、強くなりたいと思うことはいい。
しかし、本筋から外れた考えを持っているのなら、それはスポーツであっても我儘であるため、いいことではないのです。
それをスポーツはいいものだからと思い込んで、また子供がやりたいことだからと、子供の言うことは全て聞く、応援するようなことをしてしまうと、我儘を助長し、我儘な子供に育ててしまうことに繋がってしまいます。