頑張るから好きなことへ

頑張ると言うのは、好きでもない事をやるから頑張るのであって、昨日大好きなマグロを頑張って食べましたとか、新作のドラクエを頑張ってやりました、などとは言わない。

確かにやりたくないことも、中には頑張ってやらなければならないこともありますが、それはどちらかというと例外的な場合で、あくまでも基本は自分のやりたいことをやるのがメイン。

しかし子供の頃からずっと頑張らなければいけないと、親や先生から言われて来たので、やりたくない事をやるのが当たり前になり、やりたいことも出来なくなっている。と言うより、やりたいことが何なのかすら分からなくなっている。

そしてまたそれを子供に教えるというループになっている。

 

育児にしても頑張らなければならないと思っていて、それはいいのですけど、頑張る親は大抵ストレスが強いので、必ず子供に八つ当たりをする、もしくは子供が親のストレスを感じ取り、ストレスになる。

隣にストレスのいる人がいれば、こっちもストレスになりますが、子供は特に感受性が強いので、大人以上に敏感に感じ取るのです。

また例えば、「子供にはカップ麺などは食べさせません!!」と言うお母さんがいたとして、子供の健康を気遣っている、またそう言うポリシーがあり、自信を持っている、普段から頑張っている。

しかしそんな人に、

「へ~、そしたらやっぱりカレーなんかも市販のルーは使わないで、手作りしているのですか?あれも添加物多いですもね」

などと言えば、カップ麺ごときでえばっているのだから、そんなことしているはずがないし、それはああだこうだと、素直に受け入れることはできないでしょう。

自分が頑張っていると思っている限り、人の話に耳を傾け、また受け入れたりなど、自分のやっていることや考えと違うことは出来なくなる。

 

逆に「たまに手抜きしてます」なんて言う、そんなに頑張っていないようなお母さんの方が、「カレーのルーの添加物なんて、全然考えていませんでした」、「表示を見てみたら結構入っているのですね」と、時間のある時でも一回手作りしてみようかなと考え、柔軟性に富んでいる。

柔軟性に富んでいるということは、自分とは違う子供の考えや行動を受け入れ、また対応が出来るから、押しつけて反発されることも少ない。無理くり引っ張りまわして、言う事を聞かせるなどしなくても、ちょっと言っただけのわずかな労力で、聞いて貰える。

 

料理や育児が好きだったり、比較的に好きなことをやるお母さんは、別に頑張っている感はないけど、頑張っている感のお母さんより色々やっているし、親子関係も上手くいっている傾向にあります。

反対に親子だけの話だけでなく、自分が頑張れば頑張るほど、相手も頑なになって苦労する割には上手くいかない。

だから頑張っている人などは、もっと楽に好きなことをやれば、今までの努力はなんだったのだろうかと思うぐらいに、スッと上手くいくものです。

やりたくない事を頑張って、成果も低い方法で行うのか、それとも好きなことをやって、楽しく楽に、尚且つ圧倒的なパフォーマンスを発揮した人生を送るのか。

出来れば好きなことをやって過ごしたい。

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