体幹トレーニングは、コンビニにも本が置いていますし、最近かなり流行っていますね。
そういうこともあって、時折、「体幹トレーニングはいいのですか?」といった質問を受けます。
普段、直接会って教えている人に聞かれたりすれば答えていますが、そうでない人には、答えることは難しい。
でもまぁ、別にいいんじゃないでしょうか。
だだ一応、普段どういったものを教えていて、どういった考えを持っているかを、少し説明します。
例えばトレーニングで、誰でも知っているスクワットがあります。
そのスクワットをやりさえすれば、皆同じような効果が得られるのかと言えば、そうではありません。
なぜなら同じスクワットと言う種目であっても、主動筋が大腿四頭筋なのか、ハムストリングスなのかなど、使う筋肉や体の使い方が、人それぞれ違うからです。
これが「体幹トレーニング」とか、〇〇トレーニングと呼ばれるようなものも、全て同じ。だから「体幹トレーニング」と言う形だけを真似ても、人によって効果が全然違うという事が起こってくる。
重要なのは、形ではなく中身です。
またスクワットでも、体幹トレーニングの何かの種目でもいいですが、それを何回何セットといったやり方で行うと思います。
しかし私の場合は、スクワットで言えば、どういった体の使い方で行うかという事を身に付けさせる。
これは一般的なトレーニングは、それが出来ていると言う前提であるのに対し、私のものは出来ていないが前提で、真逆の発想です。
また出来ていないから、鍛えると言うよりも、まずはその種目そのものを練習するような感じで行う。
自分が天才だったり、超一流の人間であれば、自分のやり方をやればいいかもしれない。しかしほとんどの人は、普通の人間です。
その普通の人間が、今までの自分の延長で、いくら鍛えた所で、既に限界は見えている。
だったら根底から変えていきましょうよ。というのが私の考えです。
しかしこれは私の考えであり、この考えが一般的に広まるのは、10年先ぐらいになるかもしれないし、またかなり事細かいので、直接教えなければ、まずわからないでしょう。
そうするとほとんどの人は、取り組めないことになるから、今流行っている「体幹トレーニング」を、皆と同じようにやってみるのも、別に悪くはないかもしれない。
という事で、
「体幹トレーニングはいいんですか?」と聞かれれば、
「まぁ、別にいいんじゃないでしょうか」といった答えになります。