超一流アスリートの作り方 2

内村航平(体操)は、子供の頃に演技のイラストを描いている。これは観察力や分析力がなければ出来ない事で、脳外科医もイラストが上手い医者は手術も上手い。またぬいぐるみのピンクパンサーを使って、イメージトレーニングをしていたそうですが、立体的な感覚力を磨くのにもいいと思います。

 

一流のアスリートは、皆ものまねが上手い。再現力がある。これは観察力、センスにもつながりますが、羽生結弦(フィギュア)もその一人で、浅田真央のトリプルアクセル、荒川静香のイナバウアー、プルシェンコのビールマンスピンを真似ている。

またアスリートは決まったルーティンを行うものですが、羽生結弦は演技の前に、指をさしながら入念にジャンプをする位置を確認する。指をさすのは、目だけで追っても、見ているようで見ていないことがあるので、指をさしながら確認することはいいことです。

また体に「士」の文字を書いて、体の軸を確認する。

 

錦織圭は、自分を表現することの表現力に問題があった。技術があっても表現力がなければ、世界では通用しない。しかし錦織は、多くの子がミーティングの内容を、ノートに書くだけなのを、自分なりの言葉を書き加えていた。

一生懸命ノートを取っている割には、そうでない人より成績の悪い人がいますが、ノートをただ取るだけでは、理解することや、記憶が定着しにくい。スポーツも頭が悪いと、戦術や指導者の指導を理解することが出来ない。

また錦織は、「絶対」といった言葉を、最初ではなく、最後に断定して書いている。

 

松岡修三のテニス合宿では、必ず親からの手紙を子供に読ませている。子供にとって一番のプレッシャーは親。親から感謝の言葉を書かれた手紙を読んだ子供たちは、それに感激し、プラスに変えることが出来る。

どんなものでも長所と短所は、表と裏の関係です。

また松岡修三さんが言うには、プレッシャーは人からされるもので、それをコントロールすることは出来ない。しかし緊張は自分が作り出すもので、それは自分がコントロールできる。

よくプレッシャーを失くそうと考えがちですが、それを失くすことは出来ません。あるものはある。そうではなく気持ちの切り替え、発想の転換そうしたことが必要で、その後は自分によって緊張をコントロールする。

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