下手でも上手くなる

どんなに下手であっても、上手くなる事が出来ます。しかし一般的には、素質や才能、センスが無いと言われるような人は、練習で多少は上手くなっても、レギュラーになれないなど、上手くはなれないでしょう。

それは何故かと言うと、技術を教えて貰えず、技術の練習をしないからです。

例えば陸上の短距離などは、典型的ですが、走る技術を教えられる人は少ない。だからやる事と言えば、強化だけです。

走り込みと筋トレをやらせて、その限界に達したら、後はあなたは素質が無いから仕方がありません。また来週。でっこり~ん。

そんな感じ。

もちろん陸上の短距離だけでなく、他の種目でもそうだし、野球でもサッカーでも全部そうでしょう。

 

それだけ技術というのは、難しいのです。

それに気づくためには、頭もよくなければならないし、観察力もなければならない。

アニメでも単純なパワーアップだけなら、誰でも思いつくので、それだけだったら想像力がなくてつまらない。

ワンピースのルフィーのギアフォースは、単純なパワーアップではないのかもしれませんが、つまんなかったですね。

これがドラゴンボールZの「トランクスがパワーに頼った変身は、ベジータも実はそれに気づいていて、だけどその弱点に気づいていたからあえてやらなかった」、というのは、少し捻りがあって面白い。

 

技術というのは、技+術で、多くの人が練習するのは技のみ。つまり目に見える所だけです。術は人で言う内面のようなもので、非常に分かりにくい。

分からないもの知らないものは、取り組みようがないので、だからまた筋トレの単純な強化といった、表面的なものに飛びつきやすい。

若い女性なども、腹筋が割れている男性などに憧れたりするでしょう。

知識や経験が未熟な内は、そうしたどうでもいいことに惑わされてしまう。

 

術というのは、もう少し具体的に体の使い方のことですが、最近知られては来たものの、一般的にはまだ知られていません。だから取り組まない人は取り組まないし、これが当たり前になってから、取り組むというのでは遅すぎる。

しかし体の使い方は、自分を否定できないと出来ないものなので、皆が皆出来るものでもありません。特に今の人などは、自分を否定することなど出来ないでしょう。

また昔の武道では、極意と呼ばれて秘密にされていましたし、もちろん今でも情報化の時代にはなりましたが、秘密にされている。

そうしたこともあって、出来る人は出来るし、出来ない人は出来ないというように、大きな差がついています。

 

イチローのような一流選手になるためには、一流の素質を身に付けなければ、どんなに練習をした所で、一流にはなれない。

まずそこに出来るだけ早い段階で気づかなければなりませんが、それが否定する考えで、出来るという仮定、延長で考えても、妄想で終わる。

しかし身体の使い方を学べば、どんなに下手な人でも下手なりに上手くなっていくし、強豪校、名門校などでなければ、レギュラーになったりするのも、難しいことではない。

もし本人の成功したいという気持ちが強ければ、一流の素質に近づいていくことも可能でしょう。

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