運のいい人悪い人

運がない人はいない。完全なる平等かはわかりませんが、皆に運はある。しかし運のいい人と悪い人がいる。

例えば何十年と生きていれば、体のどこか調子が悪くなったりすることは、誰にでもあるでしょう。しかしそれを嘆いているような人っていないでしょうか?いじけるような感じというか、悲観的な感じ、不幸そうな雰囲気を醸し出すような人です。

そういう人は運がない。また自ら運のない道を選んでいる。

 

大体そういう人というのは、人の忠告を聞きません。またそういう人は、何かと言い訳をする癖がついている。

いい訳が習慣化してしまっているために、いい訳をしていることすら感じていないのです。

人間であれば何かあった時に、落ち込むことは当然ですが、いつまでも嘆いていたって何も変わりません。じゃあどうするかと、思考を切り替えることが出来なければ、一生嘆き続けることになるし、運が巡って来ても、気づかないで終わってしまうでしょう。

 

反対に運のいい人もいて、またそれを自覚していたりもしますが、それもまた決してラッキーではなく、必然的にそうなっている。

マラソンの小出監督も、自分は運がいいと言っていますが、それは運を引き寄せることを日々行っているから運がいいのであって、決してラッキーなどの偶然ではありません。

例えば1998年のバンコクアジア大会で、深夜三時にホテルに届く様に手配していた食事が、「食事は大丈夫だろうな」と念には念を押していたにも関わらず、嫌な予感が的中し届かなかった。

こんなこともあるんじゃないかと言う時のために、日本から電子レンジで温めるだけで食べられるようになる、パック入りのご飯などを持ってきていたこともあって、高橋尚子さんが当時としてはアジア最高記録で優勝する。

これがもし空腹のままで出場すれば、同じような結果にはならなかったでしょう。小出監督はこうしたちょっとしたことを、日々積み重ねている。だから運がよくなる。

 

しかし大抵の人はリスク管理が出来ないから、運が悪かった、ついていなかったと言って諦める。また何でも運のせいにするから、何も変えることがないし、凄い人たちは違う行動や考えを持っていることも知らない。

シーズン中は生ものを食べないなど、プロや一流になるほど様々なリスク管理を行っていて、だからこそ運も味方します。

運も実力の内だと言われることがありますが、そういうことです。

 

もう一つ運を味方にするために重要なのが、アドバイスを受けたり忠告を受けた時に、どういった行動を取るかです。正しいアドバイスや忠告を受けて、それを無視した、また反発したりしたりすれば、当然運からは見離されることになる。

賢者の忠告を無視すれば、破滅に向かうのです。

しかし未熟な内は、誰が賢者であるかがわからないし、間違いは誰にでもある。

問題なのはアドバイスや忠告を無視した時、もしくは受け入れた時、その結果どうなったのかを、よくよく検証して経験を積み重ねることです。

そうすれば忠告は聞くべきだったとか、やっぱり自分の考えは正しかったとか、あの人の言う事を信じてやっていれば間違いないとか、色々分かってくる。

これが多くはアドバイスを無視したことや、聞き入れなかったことが原因で失敗したとしても、自分は正しいと思いたいから、それを無視してしまう。そうするといつまでも失敗を繰り返し、その内、賢者、運、神からも見放される。

運も実力の内。

運を引き寄せるかどうかは自分次第。普段の生活、心がけによる。是非とも運を引き寄せ、運のいい人生にしてみて下さい。

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