スポーツでは、必ずウォーミングアップが行われます。
一般的には、軽いジョギングを行った後、ストレッチを行い、野球であればキャッチボール、バスケットボールであれば、ドリブルパスシュート、という具合に、基本練習を行って、体を慣らしていく。
しかし私の場合は、なるべく先入観や常識にとらわれない様、全てにおいてそれは本当に正しいことなのかと、考える様にしていますが、ウォミングアップについても、少し違う考えを持っています。
まず根本的な考えとして、少し勉強した人であれば、ウォーミングアップの重要性を知り、それをやらなければならないもの、やって当然のものと考えてますが、私はウォーミングアップはやらざるを得ないもので、致し方なくやっているもの、といったように捉えています。
何故なら、まず野生動物や武道の達人はウォーミングアップや準備運動などは、一切しない事。
合気道の達人、塩田剛三先生は、演武の前に2回ぐらい軽く上下に弾むようなことを行うだけで、膝の屈伸を行うだとか、何だとかという事は、一切されなかったそうです。
また車にしても、1時間エンジンを温めなければ使えない車と、さほど温めることをしなくても使える車とでは、どちらがいいかと言えば、当然直ぐに使える車の方が、性能がいいのではないでしょうか？
こうしたことから考えると、当たり前のように、また何も考えることなく、ウォーミングアップを行っているのですが、そもそもウォーミングアップを、それ程しなくてもいいような体作りを、していくべきなんじゃないかと、思っています。
これがまず私が考えている、ウォーミングアップの根本的な考えです。
