ウォーミングアップで、よくある間違いが、試合の時のウォーミングアップ。
それが原因で、本当はもっと記録を出すことが出来るのに、無駄に記録を落としている。
非常にもったいない。
しかしそのことに全然気が付いていない。
中学高校と6年間部活をやったって気づかないし、何年も教えていても、気づかない先生はずっと気づかない。
ウォーミングアップに限らず、何でもそうですが、形に囚われ本質から外れてしまいます。
練習はいつの間にか練習のための練習になり、トレーニングはトレーニングのためのトレーニングになる。
最初はパフォーマンスをアップさせる為に、トレーニングを始めたのに、トレーニングをやる内、ベンチプレスを何キロ上げるといったことに、変わってしまうのです。
しかしベンチプレスを150キロ上げようとも、パフォーマンスが上がっていないのであれば、何の意味もない。
意味がないだけならいいのだけど、マイナスな結果を生んでしまう。
それと同じようにウォーミングアップも、何のためにやっているのかが分からず、ただ漠然とやっているから、本質から外れている。
一般的にはウォーミングアップの目的は、怪我の予防や体温を上げるといったことが言われますが、それはそもそも何のためかと言えば、パフォーマンスを上げるためです。
パフォーマンスを上げるためには、怪我をしたら困るし、体温も上げた方が上がる。
それを分からないで、ただの義務でやっているから、それがパフォーマンスを落としていることに気が付きません。
パフォーマンスのことを考えるのであれば、ウォーミングアップをどういうやり方で、どれぐらい行えばいいのかを考え、色々調整していくでしょう。
しかしほとんどの選手が手順通りに行うだけ。
オリンピックメダリストのスケートの清水宏保さんは、準備運動はレースの30分前に終え、その後はストレッチもウォーミングアップも行っていません。
ウォーミングアップも必要以上に行えば、体は疲労します。ほとんどの人は、無駄に疲労させ、タイムを落としている。
ウォーミングアップを見直すだけで、ほとんどの人は簡単にベストを出せる。