ウォーミングアップの話 3

ウォーミングアップで、よくある間違いが、試合の時のウォーミングアップ。

それが原因で、本当はもっと記録を出すことが出来るのに、無駄に記録を落としている。

非常にもったいない。

しかしそのことに全然気が付いていない。

中学高校と6年間部活をやったって気づかないし、何年も教えていても、気づかない先生はずっと気づかない。

 

ウォーミングアップに限らず、何でもそうですが、形に囚われ本質から外れてしまいます。

練習はいつの間にか練習のための練習になり、トレーニングはトレーニングのためのトレーニングになる。

最初はパフォーマンスをアップさせる為に、トレーニングを始めたのに、トレーニングをやる内、ベンチプレスを何キロ上げるといったことに、変わってしまうのです。

しかしベンチプレスを150キロ上げようとも、パフォーマンスが上がっていないのであれば、何の意味もない。

意味がないだけならいいのだけど、マイナスな結果を生んでしまう。

 

それと同じようにウォーミングアップも、何のためにやっているのかが分からず、ただ漠然とやっているから、本質から外れている。

一般的にはウォーミングアップの目的は、怪我の予防や体温を上げるといったことが言われますが、それはそもそも何のためかと言えば、パフォーマンスを上げるためです。

パフォーマンスを上げるためには、怪我をしたら困るし、体温も上げた方が上がる。

それを分からないで、ただの義務でやっているから、それがパフォーマンスを落としていることに気が付きません。

 

パフォーマンスのことを考えるのであれば、ウォーミングアップをどういうやり方で、どれぐらい行えばいいのかを考え、色々調整していくでしょう。

しかしほとんどの選手が手順通りに行うだけ。

オリンピックメダリストのスケートの清水宏保さんは、準備運動はレースの30分前に終え、その後はストレッチもウォーミングアップも行っていません。

ウォーミングアップも必要以上に行えば、体は疲労します。ほとんどの人は、無駄に疲労させ、タイムを落としている。

ウォーミングアップを見直すだけで、ほとんどの人は簡単にベストを出せる。

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